『しまふくろうとふゆのつき』

手島圭三郎

絵本塾出版

 

<出てくるもの>

・しまふくろう

・月

・えぞまつ

・きたきつね

・うさぎ

 

月が輝く冬の森に、一羽のしまふくろう。

じっと獲物を待ち、見つければ素早く襲いかかる。

寒さと、静けさと、野生の緊張感を感じる絵本です。

職人技の木版画が美しい。

 

図書館で借りました。

 

この絵本渋い。渋すぎる。

ホッケをつまみに日本酒が飲みたくなるような渋い絵本です。

でもわりと息子も気に入って、何度もリクエストしてきます。

静かで、特にストーリーの展開もないのですが、それがいい。

画(木版画)からはふくろうや樹々の質感までもが伝わってきます。

 

擬人化された動物が登場する絵本は数あれど、

野生動物をドキュメンタリーのように扱う絵本は貴重だなと思いました。

 

 

 

 

作者の手島圭三郎さんは、木版画で北海道の大自然を表現し続けてきた方だそうです。

ふくろうの他にも、きたきつね・おおはくちょう・ひぐま など。

 

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