フライパンから火柱が上がった。

フランベの真似事はしたことがあるが、
今回は油に火がついた。

台所であんなに背の高い火を見たのは
初めてだ。

温め過ぎたのだと思う。

びっくりして、
フライパンを少し持ち上げて、
コンロの火を消した。

蓋、蓋が欲しい!

と思いつつ、
手を放すこともできなくて
どうすればいいんだと考えていると、
燃えていたフライパンの火は
すぐに小さくなってゆっくりと消えた。

ほっとした。



その後は料理の続きをしたのだが、
よくよく考えると
火種がどこかに残っていて
時間差で火事になったら大変だ。

当分の間、台所を監視していた。

何事もなくて、本当に良かった。



炒め物のフライパンの火は
燃焼の要素の加熱された油が
燃え尽きればおしまいだそうだ。

コンロの火を弱めるか、
火を落とせば問題ない、とのこと。

ああよかった。

蓋、
あるいは絞った濡れタオルをかぶせても、
空気を遮断できて有効だが、
蓋をするのが大変だったかもしれない。

相手は背の高い火柱だから…

本当に、気をつけよう。