下りエスカレーターはいらない(1) | サクサクいこうよ!

下りエスカレーターはいらない(1)

みなさん、ごぶさたしてます。
1週間、更新をサボってました(;^_^A
もう時間も遅いので、さっそく本題に移らせていただきます。

つぎの2枚の写真をご覧ください。
サクサクいこうよ!-小田原駅_02Jan2010

サクサクいこうよ!-海老名駅_18Oct2009

上の写真はJR東日本小田原駅のホームから橋上コンコースへと向かうエスカレーター、下の写真は相鉄海老名駅から小田急線橋上コンコースへと向かうエスカレーターです。これらは筆者が別々の休日に(注1)撮影したものですが、ここから次の二つの推論が導き出せます。なお、これはこのふたつの駅のみならず、わたしのこれまでの(豊富な?)乗り鉄経験から導き出した仮説です。

(1) 駅構内のエスカレーターにおいては、上り方向のほうが下り方向のよりも圧倒的に多くの旅客に利用されていること。

(2) 首都圏にあっては、民鉄(注2)とJRとでエスカレーターの運用方針に差が見られること。

ここでぶっちゃけて核心を申し上げますと、JR東日本では駅構内での実際の移動需要にかかわらず、過剰な下りエスカレーターを運用しているのです。実際、本稿の2枚目の写真をご覧いただければおわかりになるように、首都圏のJRの、エスカレーターを運用している多くの(注3)駅では、閑散時間帯を別にして、上りエスカレーターの手前に長蛇の列ができる一方で、下りエスカレーターではただ空気のみを運んでいるといった光景が見かけられます。

ここでさらに大多数の利用者を憤慨させる実例を紹介します。
$サクサクいこうよ!

こちらはJR横浜駅の南改札から相鉄口に向かうエスカレーターでの実例ですが、平日朝のラッシュ時間帯になると上り方向の利用が不可能になります。これではこの方面へ下車する通勤・通学客だけでなく、階段を上ることがつらいお客様にとってもバリアフリーならぬ、バリアフルな状態になりますね。

それでは、JR東日本はなぜ、このような(顕在化してはいないのですが)利用客の要望を無視してまで、このような暴挙を行うのでしょうか。次回以降ではその要因を探っていきます。

(注1) いずれも世間的にもお休みの日でした
(注2) 公営地下鉄も含みます
(注3) 筆者は降りつぶしをおこなっていないので、「すべて」どころか「ほとんど」とも言い切れないのが心苦しいのですが(^▽^;)