海底のダンゴ
海底に着底したダンゴはどうなるのでしょう?
私はダンゴを季節によって使い分けています。
イメージは・・・・・・
「崩れるダンゴ」と「溶けるダンゴ」
崩れるダンゴとは
パサパサ系のダンゴで握る回数を多くしないと
成型できないものです。
この場合はダンゴが割れてからしばらくすると
海面に「泡」が浮かんできます。
泡の正体はダンゴ表面を硬く締めますので内部に
閉じ込められた空気です。
溶けるダンゴとは
ボソボソ系のダンゴで締める回数が少なくても
成型できるものです。
この場合は締めることによって内部の空気を押し出すので
海面に「泡」は浮かんできません。
この2種類のダンゴは着底後、どのくらい残るのか?
実は何年か前に実験したことがあります。
出船の待ち時間に2種類のダンゴを水深3mぐらいで
目視できるところに落としておきました。
12時間後確認すると
「溶けるダンゴ」(ボソボソ系ダンゴ)だけわずかながら残っていました。
もちろん、筏直下と比べて潮流や水圧、エサ取りの有無など
条件は違いはありますが参考にはなると思います。
この結果、「溶けるダンゴ」(水分量が多くて内部の空気量が少ない
ダンゴ)は長時間海底に留まるのでポイント作りには有効だと思いますが
その反面、打ちすぎると寄ってきたチヌをボカしてしまう。
私はこんなことをイメージしながら、時間帯によって
ダンゴ水分量を調整しながら使い分けています。