杏奈ちゃんとおばさんが夕食に食べていたかぼちゃ(の煮もの?)が
すごーくおいしそうで。
映画を見た帰り道にさっそくかぼちゃを買って、
さっそく夕飯に、炊きました。
映画は画面がとてもきれいでした。
光は光のように、水は水のように、月は月のように
それぞれが、のびやかーに描かれていて、
ああ世界は美しいんだなーと教えてもらいます。
宮崎駿さんは「人生は生きるに値する」というコンセプトをお持ちだったそうですが。
米林監督作品はアリエッティのときも感じましたが、
風景も人物もお話も清々しい。
主人公、杏奈ちゃんが夏休みにお世話になる北海道のおじさんとおばさんの家が、
これまた素敵。
自分も他人も許すことができずに、日々を苦しんで過ごす杏奈。
マーニーと出逢って「許す」ことを自分に許せた彼女を見て、
以前の自分のことを思い出していました。
ずっと、もやもやしていたことを家族に言えたとき、
同時に自分のことを許すとはこういうことか!と感じられたときがありました。
ひとり布団に入っても、涙がとまらなくて、
子どものような自分のことを自分が抱きしめているような。
不思議な体験。
マーニーをやさしく抱きしめる杏奈も、そんな感じなのかなって思いました。