恋愛では「1人の人と、深く・長く関わる」ことになる。恋愛関係を長く続けるには、セックスも重要な要素である。
セックスでは「狭い空間で1対1」という
とても「濃密な時間」を過ごす。
この濃密な時間を互いに満足できれば
また「次」がある。
この連続が「恋愛におけるセックス」になると思う。
ASDの場合、セックスの流れがある程度予測できる様になれば、安心出来るようになる。
この安心とは『いつもと同じ』を意味する。
多くの場合、いつもと同じ=マンネリと考えられるが、ASDにとっては『いつもと同じ=安心』であり、『いつもと違う=不安・どうしたらいいか分からない・パニック』となる。
つまり、自分の中の手順が崩れ、正解を見失った結果、不安に陥る。
だから、もし自分や相手にASD傾向があるなら、以下の4点(→の部分)を試して欲しい。
・習慣化するまで流れと頻度は変更しない。
→曜日と時間を決めて習慣化する
・習慣化したら苦手なことはないか確認する。
→セックス後に苦手なことを毎回確認する
・安心し解放しているポイントや体位を聞く
→何をされると気持ちいいか確認する
・いつもと違うプレイをするなら、事前に「今日〇〇してみようよ。僕/私がリードするから大丈夫だよ」
→変更は事前に伝える
これらを3ヶ月程度継続すると
・自分の中でセックスを整理できる
・相手のパターンを読み取り、予測できる
上記の2点が可能になれば、ASDの自発的な言動が少しずつ増えるだろう。
ASDはシステマチックに動くことが得意だ。
だから予測可能な関係を築けると安心する。
習慣化と確認は安心を導く。変更を事前に伝えることで、新しいプレイにも挑戦できる。すると、新しい自分たちに出会える。
自分たちの進化を実感出来ればと、より深い関係性を得られ、恋愛は長期化する。
このように互いに相手のパターンを先読み出来れば、2人の関係性が安定化するだろう。
ASDに限らず、人を理解するには時間と労力が必要だと思う。ASDには習慣を怠らず、コツコツと地道に積み上げていく強みがある。
ASDの特性を知ることで、今以上にセックスを深く楽しめれば、人生はハッピーだ。