こちらあいにの妄想オメガバースです
ご注意ください

















ジリリリ……ジリリリ


枕元の目覚まし時計を探り寄せて止める。
隣……の少ししたにはふわふわのあたま。手を伸ばしてトントンと叩くと、うぅーと唸りながらこっちを向いて目を開けた。


瞼が上がると、俺の顔を視界に捉え唇がふんわりと弧を描く。

「まぁくん、おはよ。」だなんて、新婚さんみたいで照れる。
普段はカズの方が早起きで、寝起きを見ることは少ないから、少し嬉しい。

朝からこんなにふんわりとした気持ちになるのは、きっとカズとお腹の子どものおかげ。

あれから変更を確認したあと、病院に向かい、母子手帳を受け取ったら、カズは疲れたんだろう。家に帰ってすぐソファーで寝落ち。

体が冷えるかなと思い、ベッドに運ぶと数時間後に目ざめ夜ご飯を食べた。
一緒にお風呂に入ると、手を出しちゃうかもだから、ぐっと堪えて別々にお風呂。

それから一緒に寝たってわけ。

そりゃ、甘い雰囲気になるよねって。

2人で笑って、支度をする。カズはまだ少し眠たいのかなあ。目をこすっている。
昨日お医者さんにも、初期は眠たかったり寝汗が酷かったりするからね。って言われて、ここ数日のカズを思い返すと見事に当てはまってて。


さあ、行こうかって手を伸ばしてエレベーターの中まで手を繋ぐ。外ではまだただのメンバー。マネの車に乗り込むと、マネが優しい顔で微笑んでバックミラーを少し傾けてくれたから。

手を繋ぎ、優しく1度キスをした。








申し訳ございませんε≡ ヽ__〇ノ