仔犬は、文句なしに邪氣がない。悪いことなんて何も知らない無垢な瞳。
大きくなってくると、時々ずるそうになる。この写真、なんか悪そうでしょ。
こういう顔をして静かな時には、たいてい、くつしたとか嚙んじゃだめなものを嚙んでいる。
散歩中、こういう顔でチラチラこちらを見上げたら、必ず拾い食いをしている。
なぜ、穂香が何かやっているとわかるのか。
それは、白目だと思う。
小さい頃は、つぶらな瞳全部が黒目で、白目が見えない。
最近は、やましいことをしているときには、白目がはっきり見える。
写真は、おとうさんに抱っこで甘えているのだが、甘えているときにも上目遣いで白目が出る。
あれっ!何か、後ろぐらいことでも考えているのかしら?
人と犬の共通点は白目があることで、そのおかげで、お互いに何を見ているかわかり、アイコンタクトが取れる。
と、以前テレビで知った。チンパンジーは、視線を探られないよう、白目が無いらしい。
穂香も、とぼけて、真ん中に黒目を固定して平然としていればいいものを、すぐ視線をずらして上目使いにするからすぐバレる。
そんなずるそうなことが丸わかりなところも、とても可愛い。