一日に何回か、穂香を呼ぶときに、前の子の名前で「ぽこちゃん」と、つい習慣で呼んでしまう。
ぽこは、2010年の12月まで、15年間我が家の末っ子だった。
穂香ちゃんより、黒の混じった茶柴で、片足だけハイソックスをはいていた。
間違って呼んでも穂香には通じるらしく、「なぁに?」という顔をして目を合わせてくれる。
そこが、穂香のいいところ。おおらかでマイペース。
だんだん、我が家になれるにつれて、部屋中を走り回っては、獲物を物色して、カジカジするようになった。
写真は、見つけてきた空き箱をかじってこわす。という破壊行動に余念のない穂香。