被災地の2歳時が初めて覚えた言葉 | 火の魂カンパニー社長・野沢賢司のブログ

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30歳まで無職ニートな私が、「ある人の出会い」で人生が変わり社員数150名の社長となりました。まだまだ「夢の途中」ですが、“誰だってなりたい自分に必ずなれる”事を自身の成長を通して実証していきます。


先ほどは志津川町の大雄寺の近くにある


民家に温かい食料を持って訪問させて頂いた。



おばちゃんは泣きながら僕にこう言った。




津波が本当に怖かった。



だけど二歳になる孫はもっと怖くて怯えていた



父ちゃんは村の皆に丘の上に避難するように




「もっと上に登れ!」



「もっと上に登れ!」




って大声で叫んでたんだ。




その時の津波の状況がよっぽど怖かったのか




二歳時の孫は「わーんわーん」って夜泣きしながら





「もっと上に登れ!」




「もっと上に登れ!」




って泣くんだよ。




その泣き声が可哀想で可哀想でね。





わたしゃ良いけど二歳時の孫がね。




その日以来、寝ぼけてない日でも




二歳時の孫は「もっと上に登れ!」が口癖になり


皮肉にも初めて覚えた言葉が




「もっと上に登れ!」だった。




これが現状です。




先ほど通った道もそう



家が流され基礎しかない家の前で




遠くを見つめるお婆ちゃんの姿




本当に心が痛い位締め付けられる。




僕も被災地で活動させて頂いているけど



正直な話し他人に店を支援する前に



自分の店を支援してやれと



言われたりするけど




何が正しくてどうして良いのか




分からないけどね。




いろんな事実があるから、




自分の意思で決めて行きたいね。

















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