迷い込んだのは蝉じゃなくて…
ちーさんの寝つきが悪かった一昨日の晩。
事件は突然やってきた。
夜中の3時。隣で寝ているちーの激しい「ギャーーーーーッツ」という叫び声で、ママはびくっと飛び起きた。明らかに普段の夜泣きの声とは違ったので、「どうしたの?」と心配して聞くと、ちーは泣きながら自分の左腕を指差して「しぇみが…!しぇみが~~~…!!」と泣く。
「…せみ?」
夢でも見て寝ぼけてるのかな?と思っていたら、今度は反対側で寝ていたパパが突然しがみついてきた。
正直言って、ちーさんの叫び声よりもパパがしがみついてきたことの方が怖かった。普段はあんまりびくつかない人だからさ~。
で、パパも部屋の隅を指差して「せみっ!」という。
たしかに寝室の上部をいったりきたりバタバタ飛んでいる物体がある。蝉なんていったいどこから入ったんだろう。「みーんみーん」てな鳴き声もしてなかったのに…。
と思いきや、よーーーーく見るとシルエットがおかしい。
こうもりーーー!? なんで~~!!!?(@o@;)
こうもりは嫌いじゃないけど、狭い部屋の中を結構なスピードで行き来されるとかなり怖い。ちーはこうもりを指差して「しぇみが~~、しぇみがここきたーーー」とパニックになっている。どうやら、こうもりが寝ているちーの左腕に止まってバタバタしていたようだ。こわっ!
しかたなく寝室を後にして、ちーとママの二人はリビングに避難。パニック状態のちーさんをなだめて落ち着かせると、遅れてパパもリビングにやってきた。
「寝室の窓を開けておいたから、しばらくしたら外に逃げるかも。」と言ってるパパの上部をこうもりがパタパタ~~~~……。
パパったら避難先の部屋にこうもりを連れてきた(笑) でもそれも不幸中の幸い。リビングの部屋の窓を開けっぱなしにして、再び寝室に戻って寝ることができたからね。
どうやらこうもりは開け放した窓から外に逃げたようで、朝には姿が見えなかった。数日後に干からびたこうもりをリビングの片隅で発見しませんようにー。
しかしどうやって部屋に入り込んだんだろうね。暑いから窓を開けて寝てたとはいえ、網戸を閉めていたはずなのに。狭い隙間からも入ってこれるとは聞いたことがあるけど、いまだにどうやって入り込んだのか謎。
もう二度とくるなよー!
翌朝、事のあらましを聞いたほのちん(別室で寝てた)が一言。「なんで起こしてくれなかったん!? こうもり見たかったのにー!」だって。よう言うわ。絶対に泣くくせにーー。