敗戦 | 仄

敗戦

雪掻きを始めました。まずスコップ自体が結構重いのですね。なめてかかっていました。雪を乗せたスコップをしっかり握り二メートル後方から加速をつけて右足を軸に勢いよく振りかざします天に。華麗にアスリートのよう私かっこいい。そうですなんでもできた秀才が唯一限界を感じた体育の中じゃあほうがん投げの記録だけはトップだったんです。積まれていく雪うへへへあ!うへへへあ!おっきくなってくよお!全長が大体身長くらいになったから頂上にスコップを槍投げ風にまたかっこよくぶっさして今日はこれくらいにしといてあげましょう。鼻水のため口呼吸になるんですへあー!へあー!