小学校に臨床心理士が来校し、学校での対象児童の様子を見た上で 今後の学習指導などに
行かすという取り組みを、遼の通っている小学校でやっているそうです。
学校の中だけではなく、外部の専門家の目線からもチェックして、今後の指導に生かすらしい。

「10月に心理士さんが来て 様子を見てもらおうと思っているのですが、いかがですか?」と
学校から連絡が来たのが、9月中旬。
様子を見た後に、担任の先生と心理士さんと保護者の3人で 面談をするとの事。

色んな立場からの話を聞くのも、今後の遼にとっても良さそう。
という事で私も面談に参加する事にしました。


臨床心理士さんから見た遼は、
「自閉症スペクトラムとADHD 2つあるとの診断ですが、この子の場合はADHDの不注意の
部分が強く出ているようですね」との事。

IQが普通なのと 学習はできるレベルなので、学習面においてはそこまで心配する必要はない。
ただし、授業中では集中力が続きにくいようで、黒板の字をノートに書いている時に
『黒板を見る』⇒『数文字書く』⇒『ボーっとする』という状態が結構あるらしい。
先生に言われればまた途中から書き始めるのですが、気が付けばまたボーっとしている
らしく…^^;

自閉症スペクトラムの方は、「事の対処」に問題があるという部分が出ている。
周りの環境の騒がしさが 余計にイライラ・不安につながっていき、結果、遼自身も大声を
出したり騒いだり…という事になっていく。


その対処についての話。
☆爆発を起こしてしまった場合の対処。
 その度に 騒いだり 怒ったりするのはダメだよね。と落ち着いた遼に話しかけ、
 「じゃ、嫌な気持ちを 落ち着いて言葉に出してみよう」や
 「『ここから離れてもいいですか?』と周りに行って、その場から離れてみよう」などの
 本人からアクションを起こしていくような 言葉がけが必要。
 給食や休み時間など、事前に「こんな事があった場合どうする?」など、対処を確認させる
 のもアリ。

☆ある程度予測できる事 (友達に 教室の出入り口や 廊下の角で脅かされる等) の対処。
 事前に「こんな事があるかも…」と予測できる癖をつけるのも効果的。
 この場合は 初めのうちは体験させたり、こちらから声をかけるなどしていく必要は
 あるかも…。

☆何回も同じ場面でつまづき、同じことを繰り返す場合の対処。
 「この前似たような事が無かった?」と前回の遼の体験から、その後どうしたかを思い
 出させるのも効果的。

☆いきなり起こってしまった事への対処
 まだ難しい。
 今はどちらかというと、事前に言葉がけや 本人に確認することが大事であり、ルールの
 説明や 状況の説明を早めにして 心構えをさせる事も大事。

つまずく場面があって落ち込むようなことがあった場合、「あ~。大丈夫大丈夫^^」と
周りの大人がおおらかになると、遼自身も「それでいいんだ」と学習していく事がある。


「あと他に聞く事ありますか?」と言われ、いくつか聞いてみる。

函館の医師が言っていた「3~4年だけ支援級で、その後普通級で…」という事が気になって
いたので聞いてみる。
そのプランだと、ソーシャルスキルだったり、交流級で 支援級の先生が付かずに一人で過ごす
時間を増やしたり、何だかんだと課題が多そう。との事。
今後の状況次第だとは思いますが、戻すのには時間がかかりそうです。

1年の時に受けたWISCは、いつかもう一度受けさせた方が良いかも聞いてみる。
「何度も受けさせる必要はないですが…」という前置きの後に、
「2~3年後に WISCをもう一度受けさせてみると、またちょっと違った診断結果になる
かもしれない」との事。
…ということは、中学校に上がる前くらいの話ね。


で。これが一番重要な話。
転勤族の我が家。仮に学校が変わるとどうなるかと聞いてみる。

「先ほども言いました『IQが普通で学習も他の子並にできる』ということは、学校が
変わると 交流学級に入れられて対処もされずに放っておかれるか、支援級に入って手のかかる
症状の重い子と一緒に授業を受ける事になり、これまた放っておかれるかの どちらかになる
可能性もあります。大きい都市ほど顕著だと思いますよ」

自治体によって、遼のような ある意味ボーダーに近い子は ケアが行き届く所と そうじゃない
所の差がまだ激しく、新たに学校を変えると混乱する恐れがあると…。

こういう話は病院や周りから聞いていたのと、学校の先生から毎日来る連絡帳を見た主人が
「遼にとってはこの学校が一番合っているから」と、転勤を来年ではなく もう一年長くここに
残る事を決めてくれたので、少しは長くいられそうですが。