塔本シスコ展

塔本シスコさんは、53歳から油彩を始めて、

「私は死ぬまで絵ば描きましょうたい」

と仰っていたそうです


会場には様々な年齢の時の絵があり、

80代の時の絵も多々、

90歳に時に描かれたものもありました。

とにかくエネルギッシュ!


「絵を描く私」
小学校で飼われていた鳥、キンケイを描くシスコさん。

「ひまわりの中で インコ」

「桜島」





シスコさんの絵は、

鮮やかで。

大胆さと、繊細さと。

ハレと、ケと。


図録の巻末に、お孫さん達がシスコさんについてインタビューに答えていらっしゃるのですが、
 
シスコさんの絵に対する感想で、

シスコさんは楽しく絵を描いていて幸せですね、

という様な趣旨をよく言われる時に、


実際に描くお姿を拝見されてきたお孫さんからすると、

絵を描くというのはたいへんな苦しみがあったり、肉体的な疲れもあるということへも、目を向けていらっしゃいました。


絵を描いている最中は、迂闊に声をかけられないくらい真剣な場で、

楽しく描き進められる絵もあれば、うまくいかなくてイライラしながら描く絵もある、

それは、ものを創る人には共通する共通することで、

シスコさんが描いていらっしゃる背中から伝わってくるのを感じていたそうです。


ただただ幸せなおばあちゃんが、幸せな絵を描いていたというわけではなくて、

やはりそこには、作品を生み出す苦しみもあったと思いますね、そういう印象を、今、持っています、と。


シスコさんは、テレビのインタビュー映像の中で、「命がけで描いている」と仰っていることもあったそうです。


夢中って、すごいね!
夢中になるものに出会えるって、幸せだね!

そういう単純なことじゃないんだ、と垣間見せていただくことができるインタビューでした。