変わらない景色。
色のない風景。
流れる音声はダミ声の様で、僕は耳を塞ぐんだ。

「僕は綺麗なものしか愛せない」
「だから、ごめんね」
「貴方を愛してはやれない」

僕はそう言って、沢山の欠片たちを握り潰して
輝いていたはずの僕さえも消し去って

変わらない景色。
色のない風景。
流れる音声にただ僕は俯くだけで。
過ぎ去ってく毎日、ただ僕は眺めてただけだったんだ。
そこに意味はあったの?

僕は綺麗なものが好きで、
綺麗なものしか愛せなくて、
なら、今のこの僕は「綺麗なんだ」と言えるのかな?

「僕は綺麗なものしか愛せない」

「だけど、ね」

「僕は僕で、君は君で」

「それだけで綺麗だね」


「他に何も要らないね」







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