昨晩の全豪オープンの錦織の試合はフルセットの上、最終セットは10ポイントタイブレークまで行き、相手にミニブレークを許し5対8と、絶対絶命の大ピンチを絶対あきらめない不屈の闘志で、5時間を超える戦いを勝利で終えた。
月並みだけど、これまで見た、錦織の試の中でも、3本の指に入る素晴らしい試合でした。
5時間以上ということを、感じさせませんでした。
2セット先取され、崖っぷちなり、どうすればいいのかという表情をしているのを観て、テレビのスイッチを切ってしまったほどです。
しかし、そこから流れが変わり、2セットを取返し第5セットへ、この頃から対戦相手のカレーニョブスタの復調もあり、タイブレークに。
今年から採用された、10ポイントタイブレーク。
2回戦でも、カルロビッチという大男のビッグサーブに手こずりながらの10ポイントタイブレーク、この時も負けを覚悟した。
初戦ではランキング176位のマイシュジャックとい聞いたこともない選手に2セット先取され、それも錦織の絶妙のリターンをそれ以上の絶妙さで切り返されるという展開で、為すすべがない状態で、負けたな!と思った程です。
所が、相手は予選を勝ち上がってきたことと、目いっぱいのプレーから筋肉疲労で、手や足が痙攣して・・・まともなリターンが返せなくなり、5セット目の途中で棄権になったのです。
今年の全豪オープンでの対戦相手とは、苦しい試合ばかりです。
しかし、これだけ激しい試合を戦い続けても、びくともしない体を身に付けたようだ。
明日は、天敵のジョコビッチとベスト4を争うことになる。
錦織はジョコビッチになかなか勝てないけれど、これまでの経過を見ると、2014年のUSオープンの再現を期待する。
どちらにしろ、錦織の持てる力を惜しみなく、発揮していい試合になることでしょう。