ロンが僕の指から末後の水を舐めながら、息を引き取って1年になります。
去年の11月には、父が浄土へ旅立っていきました。
この1年、帰ってきたらと、取っておいたドッグフードやおやつ、服を処分しました。
夏に、一度だけ僕たちの様子を見に来たようですが、あれから姿を見せません。
寂しい気もしますが、この世に彷徨っていないで、向こうに慣れたのだと思います。
残してきた我々に、いまでも楽しかった思い出を残して、きっと向こうで皆に、癒しを与えていることだろうと思います。
おじいさんになっても、子供のように無邪気だったことを、思い出させます。
一緒にいるころは、泊りでどこかに遊びにでることはできませんでしたが、僕もいつまで外出できるかわかりませんので、今年は残り少ない、家族での旅行のチャンスかもしれません。
広島生まれのロン。
毛が抜けないロン。
よだれをたらさないロン。
トイレを憶えなかったロン。
体臭がきつかったロン。
お風呂が嫌いだったロン。
車に乗るのも嫌がったロン。
異性を知らなかったロン。
思い出がどんどん蘇ってきます。
今日は、思い出に浸ります。