私の好きな人情噺に「芝浜」がある。

夫婦愛の噺です。

酒飲みでうだつが上がらない魚屋の男が、魚の仕入れに魚河岸に行くが、

時間が早くて、時間つぶしをしていた芝浜の浜で、拾った大金の入った財布を

拾うって、ドンチャン騒ぎ。

それを心配した女房が、夢のこととしてしまい。

それから、心を入れ替えて精進して3年後には人を使うような魚屋にする。

女房は、3年前の、旦那が拾ってきた財布で、ドンチャン騒ぎをしたのは本当で、

それにより旦那が、今以上に堕落してしまうことを恐れて、

夢のことにしてしまったことを誤り、好きだったお酒を勧める。

盃に口をつけそうになところで、やめて「よそう。また夢になるといけねえ」

落として終わる人情話の名作です。

この噺は圓朝作で、今の話に改作したのが三木助です。

芝浜は三木助ということになっている。

昔の録音を聴くと、自分としては話のテンポや、抑揚などは今風ではなくて、

心に、沁みてこない。

(三木助が好きな人、ごめんなさい)

後で調べたら、音源が古くNHKの放送のため時間制限があり、

だいぶん端折っているようです。・・・

いままで聴いたことのある演者は

桂 三木助

三遊亭 円楽

五街道 雲助

古今亭 志ん朝

古今亭 志ん生

柳家 さん喬

柳家 小三治

立川 談志

金原亭 馬生

一番短いのは、志ん生の25分

長いものは、小三治の45分です。

短い、志ん生は、必要な部分のみに上手に端折っていてなかなか良い。

ラジヲ放送の場合、きっと15分くらいに、短縮しているので仕方が無い。

今日も、聞きながら、笑ったり、目頭が熱くなったり。

志ん生は名人だな。