鈴鹿学園の1日は起床、朝食、洗顔等が終わる8:30からの授業の前に全員の体操から始まった。
天気の良い日は、全員陸上競技場に整列して、ラジオ体操を行い、教室に向かった。
陸上競技場は公認の400mトラックで、スタンドもあり、本格的なものだった。
その他、野球場、50mプール、テニスコート2面を記憶している。
体育館はなく昔、戦闘機の格納庫だった、建物が体育館代わりだった。
格納庫には、鳩がたくさん住んでいた。学園の周りをクロスカントリーコースがあり、1周2.5キロメートル?だったような気がする。
2周で5キロを走ったような気がする。
食堂で、味噌汁を汲んでいるおばさんが綺麗に見えないように、スポーツで精力を使えるようになっていた。
その策略にまんまとはまった者が大勢いて、放課後はトラックや、クロスカントリーコースを走り、走れば、走るほどタイムが縮むので、ランニング中毒者が大勢いた。
私は、高校生の頃、飛込競技をやっていた。
学園のプールには5メートルの高飛び込みの台と3メートルの板飛び込み台があった。
プールに水が張られても、放課後その飛び込み台を使うものは居なかった。
高校を卒業して、10年近くたっており、その間一度も、飛んでいなかったが、ここは自分の出番だと思い、久しぶりのダイブをした。
体も、硬くなっていたので、前宙返り1回半がやっとだった。
その他、前飛、後飛び、逆立ち宙返り1回などは出来た。
前逆飛びやひねり技は怖くて出来なかった。
しかし、800名のなかで、飛込みをするものは、私だけで、結構見学する人がいた。
次の日、教室にいくと、私の雄姿を撮った写真が、机に置いてあったりした。
一人だけ私に、教えを請う者もいて、少しご教授した。
逆立ちで、一回宙返りをして、頭から入水できるようになった。
バラエティー番組で10メートルの高飛び込み台から、お笑い芸人が、台の上で30分も1時間も躊躇してチキンハートぶりをみせているが、初めての10メートルからの高さは、恐怖を感じると思う。
私も、初めて飛び込みをやったときは1日で5メートルまでの高さからは飛び込めた。
7.5メートルになると足が竦んだ。
失敗して、顔面や背中から落下すると、痛くて何も言えなかった。
入水の角度により、先に延ばした腕に、相当の水圧が掛かって、脱臼することもある。
インターハイで広島の女子選手が、練習で飛び込む度に、肩を脱臼しているところを見たことがある。
台にぶつかることもある。

この年以来、飛び込んではいない。
代わりに、ブログやFacebookで飛んでいる。
トラック
けいちゃん的な日々
クロスカントリー 横の建物は麻雀荘
けいちゃん的な日々
前宙返り1回半
けいちゃん的な日々
入水前 足が緩んでいる
けいちゃん的な日々