里の秋

静かな静かな 里の秋
お背戸に木の実の 落ちる夜は
ああ かあさんと ただ二人
栗の実にてます いろりばた

明るい明るい 星の空
鳴き鳴き夜鴨の 渡る夜は
ああ とうさんの あの笑顔
栗の実食べては 思い出す

さよならさよなら 椰子の島
お舟にゆられて 帰られる
ああ とうさんよ ご無事でと
今夜もかあさんと 祈ります

今度、この歌を含めて9曲の童謡・唱歌を
歌います。
音楽教室で、一度も練習していません。
家で、妻が掃除をする騒音と一緒に練習しています。
近所への迷惑や、糠味噌が腐らないようにという配慮です。

主に、先生は由紀さおりと安田祥子姉妹です。

”里の秋”の先生は由紀さおりです。

なぜか、この歌の3番(3題目)←ケンミンSHOWでは「お里」がばれそうですが。
の歌詞を歌うと、涙が出て、次の”赤とんぼ”で声が震えてしまいます。

これは、戦争で南方からの引き上げを待つ娘の”父”を思う心を歌っています。
私自身は戦後生まれで、経験はありません。
昭和30年代に観た、テレビの記憶でしょうか?

でも、おかっぱ頭で、モンペを履いた、少女が父親が無事に帰ってくることを
願っている光景が、目に浮かびます。
そうすると、涙が沸いてきて、声が震えてしまいます。