最近、”しげちゃん”に誘われて、文化センターのコースで

「四校で童謡・唱歌を歌おう」を体験してきました。


前から薄々、わかっていましたが、脊髄小脳変性症は
小脳が萎縮して運動神経が破壊されます。
従って、喉をコントロールする”歌う”能力が落ちてきているだろうな。


6~7年前くらいまでは、カラオケで上手に歌えていた記憶がありあます。
それから、飲みにも行かなくなり従って、カラオケで歌わなくなったので、
確認しようが無いですが、鼻歌を口ずさんでも、思った音程が取れないなと感じていました。
病気のせいだなと思っていましたが、積極的に確認する気にはなりませんでした。


しかし、最近お友達になった、しげちゃんに誘われたこともあり、恐ろしい事を
確認してしまいました。
私は「音痴」になっていたのでした。

私は小学生の頃、変声期になるまで、地元の少年合唱団に所属していました。
それから変声期が終わるまでは(中学のころ)は音が取れませんでしたが、
高校生の頃は、カラオケも無い時代ですが、高校のバス旅行の時など
一番後ろの席を占領し、流行していた歌謡曲等でワンマンショーをしていました。


その頃の私の喉は、自由自在で、急に高くなったり、低くなるようなフレーズも
難なく、こなせました。

”名器”というほどではないですが、私にはいい音を出す「喉」という楽器が

あったようなものです。


その楽器が、リードが破れた木管楽器のようになっていたのです。
直ぐに壊れたわけではないのです。
きっと、病気の進行とともに、少しずつ壊れていったのです。


進行性の難病ですから、機能回復はしませんが、大きな声で歌う(あれが歌なら)ことで、
喉のトレーニングになり、嚥下障害の予防にもなるだろう。

呂律が回らなくなるにも、遅らせることができるかもしれない。

文化センターは月に1度しかないので、近くのカラオケボックスに行って、童謡や、唱歌で
喉のトレーニングをしよう。

発表会があるらしいのですが、そのとき「”クチパク”でなく、自分の喉で歌ってやろう」という

気になっています。