先週の土曜日の朝刊に
「歌の恩師 功績をしのぶ」という記事が載っていました。

これは、金沢少年合唱団を主宰し2000年に87才で亡くなった
石本一雄さんを偲ぶ会が8月に計画されていると言うものです。
13回忌にあわせ、そのOB有志が企画しているということだった。

私は、48年前に合唱団に在籍していた。
小学4,5年の間は、週2回の練習には一度も休まず参加した。

発表会が近くなると、練習も夜遅くまであり、郊外から通っていた
僕と、友人のK松は、家が先生の帰り道の途中だったこともあり、
先生のスバル360で送ってもらったり、帰りの途中で、晩御飯を
ご馳走になった覚えがあります。

昭和30年台後半のことであり、私の家では何か記念日でもないと
外食なんてしなかった時代でした。
石本先生にご馳走になった”中華旨煮ご飯」→中華飯を思い出します。

6年生のとき、学校生活でも歌のことが中心だった私は、先生に勉強のことで
注意されて、一度練習を休んでから・・・行かなくなっていましました。
それまで一度も休んだことがなかったのに。
私と少年合唱団との付き合いは、突然切れてしまい、今に至っています。

少年合唱団は石本先生が亡くなった年に解散してしまったそうです。
44年間、石本先生が作って、先生の死とともに無くなった、少年合唱団です。
名簿なども残っていないそうです。
その団員だった私たちだけが、残っています。

44年間で、団員だった小学生は2000人になるそうですが、
参加を募るのも、人づてです。
参加確認が出来ている人は、40名弱だそうです。
私は、新聞で知ってから、すぐ参加したい旨を発起人に連絡し、
3人ばかりの人に、連絡をとって参加をお誘いしましたが、皆都合がつきませんでした。

土曜日の新聞を見て、参加人数が少しでも増える事を願っています。
44年間で40名ですから、1年で一人、顔を見ても殆ど知らない人ばかりだと思うが、
石本先生で繋がっているので、大いに盛り上がるでしょう。
楽しみです。