昨日の夜から早朝にかけて、第141回全英オープンの最終日の模様が
放送されていたが、放送開始前にダウンし、ねむの浜に行ってしまい見れなかった。

朝、結果を確認したら、前日まで一人先を走っていたアダム・スコットが
上がり4ホールの連続ボギーでエルスに逆転されたということだった。

アーニーエルスは確かに強い選手だが、最近のメジャー優勝者を見ると
ババ・ワトソン、ローリー・マキロイ、ウェブ・シンプソン等新しい波が来ているようなので、
そろそろメジャータイトルの欲しいアダム・スコットかと予想していた。

一方、若い時から強かったが、彼の時代は終わったのかと思っていた。
しかし、いつのまにか上位まで来ていたエルスが最後の9ホールで4バーディにより逆転した。

一方のスコットの最後の9ホールは1バーディ後、15番から18番まで連続のボギー。
中継を見ていないので、どのような崩れ方をしたか知らないけど、メジャータイトルの
重圧に潰されたなだろう。
14番のバーディで、これで優勝できると意識したとたん・・・・だったのだろう。

ゴルフは、メンタルなスポーツだ。
競技スポーツは皆そうだろう。

テニスやバレーは常に動いています。
しかし、ゴルフは「静」から「動」へ変化します。
構えてから固まってしまい、どうやってバックスィングしていいか解らなくなることがあります。
そのため、ワッグルして常に少し動いている状態で完全な「静」の状態を作らず、「動」に移行する。
二クラウスの「チンバック」も、別の部分を動かして、スィング始動をスムーズにしている。

全然、レベルの違うが、健常者だったころ練習場でのシングルもコースに出ると、エブリワンだった。
終わってからの「たら、れば」ばかりだった。

平常心を保てたものが勝つのです。

昔、北の湖全盛の頃、むちゃくちゃ強かった。彼はロボットではないかと思ったほどだった。
メンタルが安定していたのだろう。

エルスも決まったルーチンでスイングする。

ティーアップ、目標設定、スタンス、ワッグル等、常に同じルーチンでスィングするように言われます。
確かにそうだと思います。

しかし、プレッシャーに翻弄される姿を見るとき、「人間らしさ」を感じます。
そのほうが私は好きです。

「俺と一緒だ」
その方が、人間らしいもの。