昨日の朝、車庫を掃除していた、女房が
「おうとさん、おとうさん クワガタが車庫で、カナブン?と喧嘩している」
と言って来た。
見に行くと、カナブン?は居らず、オスのクワガタだけが、地面にいた。
私はカナブンでなく、それはメスのクワガタで、イイことをしていたのでは
ないかと思う。
まだ子供が小さい頃(14,5年前)人からかぶと虫を何匹かもらって飼育したことがある。
観察していると、子孫を残すために四六時中、妻の言う「喧嘩」をしていた。
秋になると、飼育槽に餌や、寝床として敷いている、クヌギマットに小さな卵が確認され
そのうち孵化して、小さな幼虫がクヌギマットを餌にしながら、成長した。
次の年の夏前には、蛹になりそれからちゃんとかぶと虫になった。
殆どの世話を私たちがやって、結果だけを子供たちに見せ、その顛末を
自由研究として夏休みの宿題として提出させた。
親の押し付けでなく、自分たちで考えて自分たちで実行することを、
教えるべきだったなと今は反省している。
すべてのことに手取り足取りだった。
今では、大きくなったけど、何でもかんでも親は自分たちのためにしてくれる
ことが当たり前だと思っているようにみえる。
自分自身も、人を思いやれる人間か自身はありませんが、
人の気持ちを考えず、自己中心にしかものを考えない人間に育ててしまったようだ。
ついつい、クワガタを捕まえてしまったが、逃がしてやろうと思う。
ごめんね、クワガタ君。
ロンサム・ジョージの冥福を祈って。