先週末の風雨にもめげず、月下美人が昨夜ようやく咲きました。

ずっと外に置いていましたが、木曜日から蕾が膨らみ始めましたので今日か明日かと開花を待っていたのです。


     

蕾もふっくらとしてきましたので急きょ家の中に入れ、久しぶりに一夜限りの花を楽しむことにしました。

午後8時頃から見頃になりました。

月下美人とはよく名付けたものですね。

名前の由来は昭和天皇が皇太子時代に台湾を訪問された時、この美しい花に目を留められ、当時の台湾駐在大使に名前を訊ねられたのだそうです。
すると大使はとっさに「月下の美人です」と答えて、以来「月下美人」と名付けられたとか。


純白で気高く、美しく、その濃厚な香とともに人を魅了します。



      


      

9時頃には全開になりました。

ジャスミンに似た香りが辺り中に漂っていました。

花言葉は「あでやかな美人」「はかない恋」「はかない美」など一夜限りに咲く、その儚さは日本人の感性にマッチしているのでは?


もう25年も前に夫がこの多肉植物の茎をひとつもらってきて、鉢に植えたものが大きくなり、最初に花をつけた時は興奮したものです。

それが1シーズンに数個咲いたり、咲かない年もあったり、咲いたのに外出していて気づかなくて、月下美人さんに謝ったり、そんな時代が続きました。

昨夜12時過ぎまではしぼむことなく、妖艶な花姿でしたのに、今朝はこの通り・・・


       


エネルギーが尽き果てたようにぐったりと。
潔いです。

まさに美人薄命ですね。



食べられる花であることは以前から知っていましたが、食べたことはなかったのです。
が、夫が調理法をチェックして、「作ってみよう!」と思い立って酢の物にしてくれました。

きゅうりを塩もみして、さっとゆで、きざんだ月下美人と合わせ、三杯酢をかけました。


        


ねばねば感がありますが、香りはなくあっさりとした食感でした。

憐れ、美人さんは思いもかけず私たちの口の中に納まってしまったのでした。