マングローブの原生林をカヌーで散策


奄美大島2日目はマングローブの原生林へ行くことにしました。

9時過ぎにホテルを出て、島中央部の住用町へ。
奄美には長いトンネルが本当に多いです。
緑の山がほとんどの島に、道路を通すには当たり前なのでしょう。

   

こちらがマングローブの森です。
マングローブは熱帯、亜熱帯の河口で潮の満ち干の影響を受ける汽水域に生育する植物の総称なのだそうです。
「つまり、みなさんが高山植物と呼ぶのと同じなんです」とカヌー乗り場のおにいさんが教えてくれました。
ここはオヒルギとメヒルギの原生林で、沖縄の西表島に次ぐ、日本で2番目の規模なのだとか。

ここでカヌーを漕いで散策することにしました。
おにいさんがパドルの使い方を簡単にレクチャーしてくれ、いざ二人乗りカヌーに乗り込みました。

   

私たち以外に一人乗りの人たちもいますし、次々に6,7組が乗り込みました。
20人位乗れる遊覧船のあとをついて来て下さいと言われ、最初はカヌー初心者ですから緊張しました。
でも、夫が学生時代ボート部でしたので安心です(といってもはるか昔のことですが)。
中年女性2人組のカヌーがなかなか進まずあらぬ方向へ行くようで、遊覧船の船頭さんが「そこの赤い服のおねーさん! 右(左)のパドルを漕いで!」と叫びます。
その都度、何度も。
遊覧船のお客さんにガイドをしなければならないのに・・・

私が一人で乗ったり、友人と乗ったらきっと同じことを言われただろうと思うとおかしくなりました。

けれどもちょっと慣れると本当に気持ちよく、お天気もよく快適です!

   

   

カヌーは本流を左折して、マングローブのトンネルに入ります。
行きかうカヌーの人たちもリラックスして楽しそうでした。
アマミノクロウサギでも出てこないかしら?と思ったのですが、生き物には出会えませんでした。
木の実がたくさん落ちていたましたけれど。
ここからもっと奥まで行ったのですが、流れが狭くて前に行く人が「ここから先にはいけませんね」と言うので、お互いにUターンする時が最もスリリングでした。

   

帰りは風が出てきて、漕いでも進まず、夫任せの私も腕が痛くなる位漕ぎましたよ。
1時間半位の散策でしたが、貴重な自然の中で実に楽しいひと時でした。


ランチは奄美薬膳つむぎ庵で

マングローブの森を出てすぐの「つむぎ庵」でランチをすることにしました。
奄美は昨晩もそうでしたが、飲食店ではつむぎ庵のような10席余りのこじんまりした店でも、お客は名前と連絡先と島外ならどこからかを、来店者カードに書かなければなりませんでした。
コロナ対策が徹底していました。

   

薬膳そばセットを頼みました。
このそばがすごい。
健康長寿食材のシマ桑とシマアザミ、長命草を練り込んだ自家製麺です。
しかもつるんとした喉ごしで美味しい!
また、写真右上の黒豚なんこつ煮もトロットロで前日のものより柔らかく、何日煮込むのだろうと思いました。
島ならではの薬膳そば、また食べたいものです。


東シナ海側をドライブして名瀬へ

帰りは途中であちこちに寄りながら、山を抜け東シナ海をドライブしました。

   

ちょっと寄り道して「アランガチの滝」へ。
民家も近くにあるのですが、ひっそりとした美しい滝でした。

   

海沿いにでると、大和村の南端にある「今里立神(いまざとたちがみ)」という小さな島が見えました。
今里集落を見守るシンボルなのだそうです。
古くから神が降り立つ島として、崇められて信仰の対象とされていたとのこと。
奄美大島や加計呂麻島周辺には有名なものだけでも、約15もの立神があるという。
夕日に照らされた立神は得も言われぬ美しさだそうです。

   

このような巨岩が道路のすぐそばのあちこちに見られました。
この辺りは鄙びた漁村といった感じで、人も店も見かけませんでした。
お茶をしたいと車中から探すのですが、コンビニはもちろん店もなく、ただガイドブックに載っていた、名物のタンカンのソフトクリームとタンカンジュースのスタンドがあって、ひと休みしました。


   

   

展望台にはアダンの実やススキがありました。
あまりにススキを多く見かけるので、「なぜ、こんなにススキが多いのですか」と地元の人に訊ねたら、「さぁ、刈り取らないからでしょう」という答えでした(笑)。
つい先月お月見の飾りにススキが1本ほしいと探しても、どこにも見つからなかったのでつい訊ねてしまいました。
小平では、花屋に月見の時期にススキが売っているのを見かけたことさえあるものですから。



海を見下ろした写真ですが、帯状に薄茶色のものが見えるでしょう。
あれが多分、今話題の軽石です。
翌日、空港先の海岸に下りた時も軽石が打ち上げられていましたから。



夜は島唄が楽しめる店へ

シティホテルに泊まると夕食をとるのにも便利です。
何せ歩いて、2、3分のところにいろいろなお店がありますからね。
「吟亭」という島唄に直前予約をして、行くともうテーブルにお料理が用意されていました。
島唄コースはもう決まったお料理なんですね。

   

   

行く先々で出てくる豚のなんこつ煮、どこの店でも美味しいです。
最後にはやはり奄美の郷土食、油そばも出てきました。

   

食事が終わるころから始まる島唄。
ここの女将さんが賞をとっている唄者で、三線を弾くのはお孫さんです。
大島紬の唄など奄美独特の哀調を帯びた節で聴かせます。
沖縄とはまた異なる雰囲気です。

客は東京から3人、明石から来たシニア男性3人と私たちの8人だけ。
順番に太鼓叩きが回ってきたり、後半は皆で踊りを習ったり・・・
写真を撮るヒマがありませんでした。
でも本当に久しぶりのこんな楽しい雰囲気、忘れかけていましたね。

スタッフ2人の女性も踊りが上手で、愛嬌があってサービスもよく、とても感じのいい店でした。