夏の初めに夫がふるさと納税で寄付した返礼品の「うなぎの白焼き」を家族が気に入り、
       今度は息子が鹿児島県志布志(しぶし)市に寄付し、うなぎのセットが送られてきました。

     
       
       白焼き3枚と蒲焼3枚、シラス台地のミネラルを含んだ地下水で養殖された極うなぎだそうです。

       わが家にとってはまたとない贅沢なこと。

       
       まず白焼き2枚を軽く焼いて、わさび醤油で食べましたが、肉厚で脂がのってるけどさっぱり。

       という味わいで、とても美味しく頂きました。

       あとは孫たちに食べさせようと、まだ冷凍庫の中で待機しています。


       志布志はふるさと都城から25キロ。

       盆地の都城にとっては、海に一番近いのが志布志です。

       私にとって志布志と言えば父を思い出す地です。

       父の趣味は海釣りで、50歳で1級小型船舶免許を取り、はては漁師さんから中古の釣り船
       を手に入れ(10人乗り位のもの)、志布志の港に係留していました。

       台風接近となると、船が心配で仕事を放り出して志布志に飛んで行っていました。

       船を自身の名前の一字をとり「修平丸」と名付け、私の弟に男の子が生まれると、
       船の名前をそのままとって「修平」と名付けたのです。

       普通は逆ですよね。

       孫の名を船につけるとかしますけど、まぁ船を手に入れたのが先でしたので。

       それだけ釣りキチの父でした。

       私は里帰りした折、一度だけ乗せてもらい志布志港の周りを巡ったことがあります。

       夫は船の塗装の手伝いをしたり、釣りにお供したこともありました。

       「おとうさんは釣りを始める前に、船にお神酒をあげていたよ」と夫が言っていました。


       その父が釣りに行くという前日に急死しました。70歳で。

       平成元年11月3日のことでした。

       葬儀の日、「大鯛倶楽部」の会長であった父の棺の上には仲間の手によって、
       色鮮やかな大漁旗が掛けられていたのが想いだされます。


       志布志のうなぎから、その海を愛した父の想い出に浸った日でした。