小平市小川西町のNMCギャラリーで開催された山本萠さんの個展へ行ってきました。

       いつもこの時期に開かれるのですが、NMCギャラリーが今年末で閉廊になるので、
       淋しいことに萠さんの個展をここでみるのは最後になるのです。

       
       
       入口には萠さんが蒐集した骨董が並べてありました。

       
       作品たちがギャラリーの空間に穏やかな秋色の雰囲気を醸し出しています。


       
       
        
       「ぼくの行っていない小村がある その未知の村の片隅に 泉が小さく溢れている」
       嵯峨信之の詩「心の領地に」より

       額装も作家が集めた布から選び、自ら制作。

       書との組み合わせが抜群で、品格があって素敵です。

       
       
         
        「ほとけは常にいませども うつつならぬぞあわれなる
        人のおとせぬあかつきに ほのかに夢にみえたまふ」
        『梁塵秘抄』より

       
         
        「誰が風をみたでせう? 僕もあなたも見やしない。
        けれど 木の葉を顫(ふる)わせて 風は通りぬけていく。」
        クリスティーナ・ロセッティ『風』より 西條八十 訳

        この詩は本当に懐かしく、確か小学校の音楽の教科書に載っていたのではないかと?

        「だぁ~れ~が 風をみぃ~たでしょう」とよく歌っていたものです。
   
        遥か昔のことですけれど・・・ここで出合えるなんて!

        書も絵も風が通り抜けていくような爽やかさ、萠さんに感謝です。
      


       
        来年の萠さんのカレンダータイトルも「風の中を」です。

        ネコ好き萠さん、ネコが3回登場していました。

       
       

        このネコちゃんの絵も詩も素晴らしいです。

        書家で画家で詩人で随筆家、山本萠さんの才能に改めて酔った昼下がりでした。