世界一の口笛と三味線とピアノのスペシャルコンサート
東久留米市柳窪にある顧想園(村野家住宅)で開かれたコンサート。
1年前、私どもが主催する「こだいら雨情うたまつり」に出演した青柳呂武さんの口笛演奏にいたく感動された
顧想園園主が「ぜひうちでも演奏してほしい」と熱望され実現したもの。
今回は青柳さんと三味線世界王者の岩田桃楠さん、ピアノオールマイティの杉田光弘さんとのトリオで聴かせてくれました。
国登録有形文化財の離れ、入母屋造りの建造物の中で弾ける若い3人の演奏。
3人のアンサンブルにソロ、即興の演奏、「チャルダッシュ」「津軽じょんがら節」「情熱大陸」などなど。
唖然となるような演奏の素晴らしさに、80人程の観客は拍手喝采。
アンコール2曲の上に、青柳さんは2回目の「チャルダッシュ」を1回目とは別バージョンで聴かせてくれました。
至福の、贅沢なひとときでしたね。
青柳さんたちも「緑の樹々を見ながら演奏できて、気持ちよかった」と言ってました。

演奏を終えて。左から岩田さん、青柳さん、杉田さん、音響の方(この方も最後にピアノを弾きました)
緑に染まる顧想園を見学
コンサート前に、敷地内に国登録有形文化財が7つもある顧想園を見学しました。
この地、柳窪は「緑の島」と呼ばれるほど、屋敷林や巨木、竹林、果樹の畑地など緑に覆われています。
私は20数年前、初めて訪れた時「これぞ武蔵野の風景」と感激したものです。
大きな民家、白壁の土蔵が屋敷林の間から見え、天神社付近は昔のままのような風情を醸し出していました。
あの頃からすると新しい住宅が増え、がっかりしたものでしたが、宅地開発の荒波の中で危機感を持った地元有志が動き、
「市街化調整区域」と「柳窪緑地保全区域」に指定されたことで景観が守られてきました。

重厚な総欅造りの薬医門。明治14年の建築。

茅葺屋根の主屋。コンサートの開場を待つ人々。
コンサートは左側の中雀門から入った離れで催されました。

茶摘みを終えたばかりの茶畑。


清々しいお庭。左下はクマガイソウの花壇。以前よりあちこちに増えたとか。




この土蔵も国登録有形文化財です。
顧想園は村野家が居住している個人の家なので、普段は一般公開されていませんが、春秋の特別公開時などに見学できます。
それにしてもこの歴史ある建造物とお庭と樹木を維持管理するのは、どれほど大変なことかと思います。
この日もサポーターの方々が案内してくださいましたが、専門家や市民などもこの貴重な柳窪の保全のためにさまざまな活動をしています。
この環境を是非とも次世代へ残してほしいですね。