小平市の三菱電機ビルテクノサービスが開催する絵画展(5月17日~19日)に数年ぶりに行ってきました。

    
        
        


        手の自由を失いながらも、口や足に筆を取り描いた世界各国の画家たちの展覧会です。

        今回で28回目、最初は教育センターがある同社が「口と足で描く芸術家協会」から購入した絵を寮に飾っていました。。

        その絵が増え、ある社員の発案で広く市民にも見てもらおうと、同社の体育館で年1回の展覧会が始まりました。

        口と足で描いた渾身の絵は見る者に感動を呼び、小平から全国に巡回展をするほどになりました。


        私はこの展覧会生みの親の社員の方の熱意に、取材を通して触れ、その後も何かとお世話になったものでした。

        今は亡きその方を想い出す、私にとっては感慨深い展覧会でもあります。



        


        広い体育館いっぱいに、80点の絵画が展示してありました。



        今年の展覧会ポスターになった、安達巌さんの「秋の民家」(油彩)が最初に展示されていました。


        

        これは口に絵筆を取って描かれたもの。

        茅葺屋根の材料の1本1本から細密に描かれ、どれほどの技術と労力と時間とを要されたことか、と驚かされます。



        会場内には口で描く森田真千子さんの創作実演も開かれていました。

        「写真もどうぞ」と笑顔で応えてくださいました。


        


        色紙にフクロウの絵を描いているところ。

        その集中力がスゴイです。


        出来上がりがこれです。

        



        森田さんはこれまでいくつもの美術賞を受賞した方。

        大作がコーナーに存在感を放っていました。


        

        



        

        

        地元小平の画家として毎回出品の大井手麻紀さん。

        桜の花びらが繊細で優しいです。



        

        フィンランドの画家が足の指に筆を取り描いた「母子」。

        母子の表情がとても印象に残りました。


      
        

        古小路浩典さんの「未来(みく)の時」


        

        南正文さんの「朝顔」、日本画です。


        

        小田俊雄さんの「街」、赤いテントに女性二人の後ろ姿がおしゃれです。

        小田さんをはじめ、日本の画家で昔から名前になじみある方々が、数年前に亡くなっていて淋しい思いがしました。



        日本人の画家たちの絵を主に載せましたが、世界各国の口と足で表現したとは信じがたい素晴らしい絵の数々。

        
        その魂の発露のような絵に心揺さぶられました。

        そして展覧会を28年も続けていらっしゃる、三菱電機ビルテクノサービスの皆さまに感謝と拍手!です。