毎年4月になると信州に行きたくなります。

        昨年何かのテレビ番組で見た千曲川沿いの桜並木がそれは美しく、今年は絶対見に行く!と決めていました。

        4月26日、27日に願いが叶い、しかもこの上ない日本晴れ。


        小布施橋手前を下り、千曲川河川公園に着くと、一面の菜の花畑の上に鯉のぼりが気持ちよさそうに泳いでいました。

        遠くには雪を冠った北信の山々、菜の花の黄色に、リンゴの白い花、そして八重桜のピンク。

        澄み切った空に輝くばかりの春の贈り物が迎えてくれました。



        
        土手の下から見た桜並木

        
        カーブしながら4キロも続くおよ700本の八重桜

        
        見物人も少なく、散り際の桜の道を歩くのは本当に心地いいものでした。

        この桜堤は千曲川河川整備事業の一環として植樹されたもので、桜1本ずつにオーナーの名札が掛けられています。

        個人や家族や団体など、地元の人々が多いようでした。


        
        すべてが八重咲の一葉(いちよう)という遅咲きの品種で色も淡いピンクです。


        ここは散歩しながら、純粋に桜を愛でる別天地。

        飲食の出店もなく、花見の宴もない、またとない静けさの中で豊かなひと時を過ごせました。


        
        桜堤の反対側はリンゴ畑、農作業に勤しむ人々。信州らしいのどかな風景でした。

        この地も例年より10日早かったという八重桜をギリギリセーフで見られて本当にラッキーでした。





        小布施の街中のホテルにチェックインしてほどなく、ホテルから車で5分ほどの「穴観音の湯」に行ってみました。

        「穴観音」とはこの温泉の建物に隣接する岩窟の中に祀られている観音様のこと。

        この観音様のお告げにより温泉が湧き出たことから命名されたのだとか。


        


        この温泉は硫黄を含む泉質で源泉かけ流し。

        露天風呂からは黒姫山や妙高山などの北信五山が一望できました。

        夕暮れ時、一人露天風呂に浸かりながら「やっぱり長野はいいなぁ」としみじみ思ったことでした。


        
        駐車場からみた穴観音の湯。木の柵で囲まれたところが露天風呂です。





        桜も見たし、温泉も入ったし、さぁお次はディナーです。


        

        小布施には4回ほど来ていますが、町内には泊まったことがありませんでした。

        今回はオーヴェルジュ(宿泊ができるレストラン)なるものに泊まったことがなかったので、

        値段もリーズナブルな、ここ「ヴァンヴェール」を見つけ食事を楽しみに訪れた次第。

        レストラン2階が4部屋のみのプチホテル。

        といっても部屋は広く、調度品もおしゃれで木の床が気持ちよくて落ち着きました。



        
         ホワイトアスパラとグリーンアスパラに生ハムのせ、バターソースがかかった前菜。
         両方のアスパラが抜群に美味しくて、もう一度食べたい!


        
         鴨肉のローストにベリーソースが添えられた料理。鴨肉の深い味わい。
         シェフはフランスで修業した方らしく、本場仕込みなのですね。


        最初にサービスされたオリーブマリネも自家製のパンも、デザートに至るまで、

        すべて丁寧に心を込めて作られているのが伝わってくるようなお料理でした。


        この夜のレストラン客は私たち夫婦と他1組のご夫婦だけ。

        今は連休に入って、大忙しなのではないかしら?


        朝起きるとクロワッサンが焼けるいい匂い。

        通りをグループごとに登校中の可愛い小学生を眺めながら、フレンチスタイルの朝食をいただきました。

        焼きたてクロワッサンにカフェオレ、フレッシュジュースにフルーツ盛り合わせ。

        ヨーグルトにかけられたルバーブジャムが美味しかったこと。

        毎年、近所の直売所からルバーブを買ってきて、私も作るのですが、まるで味が違いますね。


        たまにはこういうカジュアルなオーヴェルジュもいいものです。