11月29日、新座の季粋でランチをして平林寺まで足を延ばしました。

        といっても車で季粋から10分余り。

        予想通り、平日といっても駐車場は満車状態でしたが、どうにか入れました。

        「午前中は入れませんでしたよ」と係員の人が、グッドタイミングでした。


        総門には山号の「金鳳山」とともに「臨済宗平林寺専門道場」と掲げてあります。

        平林寺は南北朝時代に創建された古刹で、由緒ある禅寺です。

        総門を入って参道の両側から見事な紅葉、「わぁ~きれい!」という声があちこちから。

        車の往来が激しい道路から一歩足を踏み入れた途端、別世界に誘われます。

        

        
        茅葺屋根のどっしりとして端正な仏殿


        
        紅葉と黄葉の饗宴 


        今年は紅葉がどこでも1週間は早いようで、もう散り始めていました。

        この日はお天気がよく暖かく、絶好の紅葉狩り日和でした。

        
        こもれびが射して、武蔵野の原風景のようです。


        
        空は真っ青

        
        放生池には鯉がいっぱい


        
        落ち葉を踏みしめつつ、錦織りなす頭上をながめながら歩くのは本当に気持ちがいい。

        13万坪あるという境内はよく手入れされ、余計なものがない禅寺の簡素な美しさに心洗われます。

        平林寺の境内林は武蔵野の風情をとどめる貴重な文化財として、国の天然記念物に指定されているそうです。

        入場者は多くても広いので、人混みのさんざめきもなくゆったりと見物できます。



                 
                  午後の陽が映す私のシルエットが面白くて撮りました。

                 
                  同じモミジでも個体差や生育条件によって、赤や黄など色づき方に違いがみられるのだとか。

                 
                  自然の色の形容しがたい鮮やかさ


        平林寺は多摩川上水と野火止用水を引いた、川越藩主松平信綱をはじめ大河内松平家一族のお墓があることでも知られています。
    
        約3000坪もある墓域に一族の墓170基がある、全国有数の廟所だそうです。


        


        
        散った紅葉も趣があります。

        
                
        
        緑の中にぱっと花が咲いたよう。


       

        「写真を撮って」と頼まれた女性は、港区から一人で来たとか。

        「京都に行かなくてもここがいいですね。これまで行った場所で一番きれいですよ」と言っていました。

        私も来るたびにそう思っていました。

        あんなに混むハイシーズンに京都に行かなくっても、平林寺が一番だと。

        この時期に京都に行ったことがない者のひがみ(?)かもしれませんけれどネ。




                
                一巡りして、生垣の緑と紅葉のトンネル。私の好きな道です。


        小旅行をしたような、秋の終わりの豊潤な午後でした。