旧友である書家の桃太郎さんの個展を観に有楽町マリオンへ出かけました。

         彼は毎年のようにこの有楽町朝日ギャラリー、交通会館やコレド室町のギャラリーなどで展覧会を開いています。

         地元野田市のタウン誌「とも」に「書のある風景」というコラムを連載していて、もう30年近く続いているはずです。

         私の方にも長年送ってくれ、それを読むことで彼の近況がわかる次第。


           


         会場に足を入れるとすぐに桃太郎さん愛用の筆が置かれた文机があり、秋のしつらえの中に書家の日常が重なります。


           

                 
              

              

              



         書については全くの門外漢ですが、彼そのままの自由で、素朴でダイナミックな作風です。

         書道科の大学院卒業後、書の道一筋を歩んできた人です。

         上田桑鳩氏の愛弟子で、師の没後は独り新しい書の表現を模索しつつチャレンジしてきました。

             
              
                   母の碑

            
                   母の碑 碑文

         鹿児島県生まれ。いつも故郷に残る一人暮らしの母上のことを案じ、毎年帰省していました。

         が、6年前に母上が亡くなられ、7回忌を迎えた今年実家の土地に母を偲ぶ碑を建てたそうです。

         碑に刻まれた息子の書と母の一生を書いた碑文に感動しました。

         もし彼が亡くなったとしても、それは後の世までも生きた証として、作品として故郷に遺るでしょう。

              

         桃太郎さんご夫妻(本人が写真はイヤだというので、遠目で撮りました)。

         この日(22日)は展覧会最終日、お二人とも少々お疲れ気味でした。

         その交友の広さを示すような観覧者の多さでした。