先日、引き出しの整理をしていたら、佐世保に住む叔母からの手紙の中に古い写真を発見。
見ているはずなのに、忘れてしまいこんでいたのでしょう。
アルバムからはがされた、セピア色の2葉の写真です。

2歳半の私の母とその父親(私の祖父)の写真です。
右上に14.11.2 と記されています。
何と大正14年、93年前の佐世保での写真です。
父親が幼子の手をとり、二人ともカメラ目線で神妙な表情をしています。
私が相まみえることが出来なかった祖父は子煩悩で、優しい人だったと聞いていますが、
今頃になって一層、一目会いたかったと思います。

こちらは上の写真から、5,6年経った頃でしょうか。
父親の前で日本舞踊を習っていた母が踊りを披露しています。
この写真を見て、昨年10月29日に載せたこちらの写真と同じだと思いました。

毎年夏家族で滞在していた、嬉野温泉の旅館での写真だと聞いていたのですが、
この変色していない写真の床の間には掛け軸がありません。
違う日なのかとも思いましたが、祖父の浴衣も後ろの母の弟の服装も同じです。
まぁ、旅先だし昔のことだから同じ服を着ていたのでしょうね。
叔母の話によると、祖父はいつも童謡の「雨降りお月さん」を踊る母の姿を目を細めて眺めていたそうです。
平和な家族の風景、スマホもゲーム機もなかったこの時代が羨ましい・・・
小4の孫娘が近頃よく家族関係について尋ねてきます。
リビングの壁に家族の写真と一緒に、夫と私の両親の写真を掛けています。
曾祖父母、祖父母、両親がいて初めて自分が存在すること。
命は連綿と継がれていることを、いつかは分かってくれるでしょう。