水郷柳川で川下りを楽しむ
釜山の次の寄港地は福岡の博多港。
午前8時到着、出港時間は午後4時です。
半日でどこへ行くべきか?
時間的にタイトだけれど、西鉄天神駅から柳川を訪ねることにしました。
特急で50分位、柳川駅で川下りに申込み、ほどなく乗船できました。

この写真は前を行く「どんこ舟」。私たちの舟は10人程度でゆったりでした。
天神では雨模様だったのに、徐々に晴れて暑くなりました。
白壁の建物に柳が揺れ、風情ある景観の中をゆっくり、のんびり舟は進んでいきます。

ベテランの船頭さんは名調子。竿1本を巧みに操りながらガイドしてくれます。
温かい柳川弁に絶妙の間の取り方。落語を聞いているようでした。
「こんなに説明しても、どーせ皆さんはすぐ忘れるでしょうから~」
「ここが記念写真ポイント。さぁ撮って、後でプリント写真が1300円で買えます。私だったら注文しませんが~」
同級生の家を紹介したり、川に棲むヘビ5匹に名前がついていたり。
途中の売店のご主人も同級生とかで、乗客ほとんどがアイスを買って食べました。


味噌醸造の赤煉瓦倉庫が水面に映り、情緒満点です。

北原白秋の出身地で、歌碑があちこちに建っています。
「柳川は我が詩歌の母體」と絶筆となった著書に遺しているそうです。
鹿児島弁落語の三遊亭歌之介の語り口にそっくりの船頭さんが面白くて、あっという間の60分でした。
「御花」と呼ばれる柳川藩主立花邸前で舟を下り、7000坪もの庭園があるという御花は時間がなくてパス。
本当に残念でしたが、夫の好物を優先し、運よく近くにあったうなぎの老舗「若松屋」へ。
いくつも部屋があって、中庭が見える落ち着いた椅子席に通されました。



「鰻のせいろ蒸し」と「鰻巻」の美味しさに感激!
ご飯に秘伝のタレを混ぜ、蒲焼と錦糸卵とともに蒸してあるので、熱々です。
分厚くて、柔らかい蒲焼と鰻の旨味がしみ込んだご飯はボリュームたっぷり、3/4でギブアップ。
残りは夫に手伝ってもらう羽目に・・・今から思い返すと勿体ないことでした。
食事はやはり日本の和食が一番ですね。
金沢の「のどぐろひつまぶし」とともに忘れられない柳川の味となりました。
舞鶴では「天橋立」松林をサイクリング
最後の寄港地舞鶴ではこれまで行ったことがなかった、日本三景の一つ「天橋立」へ。
西舞鶴駅から電車で天橋立駅へ。そこから観光船で12分行き、今度はケーブルカーで傘松公園へ上りました。



駅からすぐの「知恩寺」は文殊菩薩の霊場で、日本三文殊の一つ。
傘松公園は「股のぞき」で知られるところですが、普通に見る天橋立の全体像はこちらです。

穏やかな宮津湾と阿蘇海を分かち、昇竜と表現されるように稀なる美しい景観です。
キラキラと輝く海に神々しくさえありました。
お天気が良くって、本当にラッキーでした。
帰りはリフトに乗り、心地よい風に身をゆだねました。

そして、帰路はレンタサイクルで天橋立の中を走ることにしました。
松林の中、外側は両方が海、人影もなく、感動的に快適そのもの。



全長3.6㎞、自転車で20分程。途中には見返り松、雪舟の松、夫婦松など名前のついた松がいろいろとあります。
海に囲まれながら真水が湧き出すという不思議な名水「磯清水」もありました。


終点近くには珍しい廻旋橋があって、丁度船が通る時で通行がストップになりました。
橋が90度回り、船が通り過ぎると元通りになります。
多い日は約50回に上るそうです。

舟が通り過ぎて橋が閉じる時、この手前で待っていました

橋桁が元に戻ります
締めに「知恵の餅」で知られるお茶屋さんで、そのお餅といつもの宇治金時を頂きました。

柳川と天橋立、駆け足でしたが、どちらも素晴らしい思い出を与えてくれました。
また、ゆっくりと行きたいところです。