6月10日、嘉悦大学で開かれた鈴木孝夫先生の講演は大変興味深いものでした。
鈴木先生は慶應義塾大学名誉教授で専門領域は言語社会学、言語生態学、英語教育、日本語教育、資源環境問題、
野生鳥類保護活動など幅広く、英米はじめ世界の国々の大学、研究所等で客員教授、講師を歴任した方です。
御年90歳、ピンと伸びた背中、2時間近い講演中立ったままで話されことに加え、圧倒的な学識と類まれなユーモアセンスに仰天しました。

「素晴らしい言語である日本語を世界に広めよう」
これまでの西欧文化受信型から自国文化発信型に脱却すべき。
日本はキリスト教的な人間至上主義ではなく、アニミズムの国。
日本語で育つ人と英語で育つ人とでは世界の見え方が違ってくる。
「おかげさまで」という言葉は英語にはない。
英語の難しい言葉や専門用語(高級語彙)はラテン語やギリシャ語に由来することから、母国語の人も知らない言葉が多い。
しかし、日本語は音だけでは分からなくても、漢字で書くと例えば「葉緑素」など何のことか理解できる。
日本語の漢字、かな混じりの文は世界一読みやすい。「日本語は神が与えたもの」
マスメディアの新聞にしても日本では子どもでも読めるけれど、英国では高級紙と大衆紙にはっきり分かれ、高級紙はエリートにしか読めない。
(だから雑学が育たない)
今後人類をどうしていくかが課題。 西欧の人々の考え方がぐらつき、疲弊している今、文化的多様性をもった日本が選手交代すべき時。
「日本人の感性が世界を変える」
このような素晴らしい先生のお話を聞けて、本当にラッキーでした。
フリージャーナリストの國米さん主宰の会で「日本人は世界の変人(異端者)」の言葉がよく出てきます。
この会で学ぶことと共通項が多々あり、改めて「日本語」に誇りを持ち、外国人へ発信することの大切さを知らされました。
その前に自国の言葉を勉強しなきゃならないですね。

鈴木先生の著書 他にも『ことばと文化』『閉された言語・日本語の世界』など多数
【まちかど情報】
◆こだいら あじさい祭り
6月14日(水)~17日(土)あじさい公園(小平駅徒歩5分、狭山・境緑道沿い)
6月17日(土)10~12時 剪定・挿し木講習会 ※事前予約が必要
会場:あじさい公園(雨天は美園地域センター)
(問合せ)小平市産業振興課 042-346-9581
◆ホタルの夕べ
6月17日(土)19時~21時 小平市東部公園(花小金井駅徒歩5分)
観賞用にホタルを放つ 模擬店もあり
(問合せ)小平市水と緑と公園課 042-346-9830