染色教室「ともえ会」を主宰して40年の麻生芬(あそうかおり)さん。

     「私も今年で80才になるので、そろそろ就活をと今年中に教室をやめることにしたの」と
     今回が最後になる、「ともえ会展」を小平駅近くの白矢アートスペースに見に行きました。


     

     このギャラリーは白矢眼科に併設し、自ら絵を描く院長先生が設立されたもの。

     新しい芸術家の発表の場、地域の交流の場としてつくられ、白を基調にしたモダンな空間です。



     

     2階には生徒さんや麻生さんの紅型染、藍染、草木染の作品が展示され、多くの人々で賑わっていました。

     今も約百人の生徒さんがいらっしゃるそうで、最後の展覧会とあって遠方からも駆けつけた方々も。


     
     麻生さん制作の沖縄古紅型の着物

     
     額絵「麻の葉丸紋」沖縄古紅型より   型紙の劣化が激しく、彫替は高価になるため再制作不可能な柄の一つ。
     麻生さんが苦労してようやく1枚だけ染め上げたもの。残していくのが今後の仕事だといいます。

     
     右側の着物は玉ねぎの皮で染めた生徒さんの作品

     
     パッチワーク風のタペストリー作品も何枚も展示されていました。

     
     染の生地で仕上げたバッグなどの作品もいろいろ。

     
     1階では小物の販売も。こちらは麻生工房を借りて、ろうけつ染の教室を開いている永原リタさん。
     フィンランド出身でインドネシアでバティックを学び在日30年になるそうです。


     麻生さんの藍染は徳島産のすくも100%の本藍染で、青い色が落ちることはほとんどないとのこと。

     日本の伝統的な染めを通して、長年培っていらした技術と人の広がりとを改めて凄いと思った次第です。