月に1度の談話サロン「草乃会」、今回のテーマは「包む文化」でした。
フリージャーナリストの國米家己三さんが毎回テーマを決めて話し、
その後、メンバー12人で自由に、話し合うという会です。
世界中に店を持つ、ベルギーのチョコレート「ゴディバ」の幹部が
「日本の包装はレベルが高く素晴らしい。商品価値を高めている」と話したそうです。
その包装技術の凄さは世界が認めています(コンビニのおにぎりの個包装は画期的)。
デパートの包装現場は外国人観光客が見に来るほどです。
しかし中にはドイツの老婦人のように、「包装紙と包む時間の浪費、その分安くして」という人もいるとか。
これもお国柄ゆえでしょうか。
日本人は単に包むのではなく、いかに美しく包むかを考える。
例えば、昔、皿やつぼなどをワラ包装するとき、中国では縄巻きするだけで、商品が見えている状態だが、
日本では商品を菰包みにして、商品をすっぽり覆って丁寧に扱われたそうです。
包むことはまた、隠すことに通じます。
災害現場で亡くなった人や重傷者を搬送するときに使われるブルーシートは、日本独特のやり方。
草津温泉を世界に紹介したことでも知られるベルツ博士は、日本人の妻ハナコさんがきらびやかな緞子を羽織の裏地に
使っているのを見て、「そんなきれいな模様をなぜ表に見せないのか」と訊ねたそうです。
すると妻は「表に出すのは下品。人には見せないもの」と応えたそうです。
日本人は感性の世界が他と異なるのではないだろうか。
みっともないことを嫌う恥の文化は、すなわち引き算の美学ではないでしょうか。
包むといえば風呂敷、その語源の話でメンバーが盛り上がりましたが、風呂敷といえば以前取材した「ふろしき王子」の横山功さんです。
武蔵野美術大学在学中にエコな風呂敷に目覚め、以来風呂敷の応用や研究に励み、現在は全国各地で講習会を開いたり活躍中です。
よかったらその時の記事をどうぞ(ほのぼのマイタウン160号特集記事より)
http://honobono-mytown.com/csv/T160/160.pdf
今日のグリーンロード

花小金井駅周辺から青梅街道までを自転車で走ってみました。
散り始めた桜の花びらが雨上がりの緑道を彩っていました。

たけのこ公園の桜と竹林