130年前の豪農の米蔵を改装した地鶏炭火焼き店

    着いた初日の夕食は弟夫婦が知り合いの地鶏炭焼きの店へ連れて行ってくれました。

    都城から車で30分ほど行くともう鹿児島県です。

    JR日豊線の財部(たからべ)駅近く、雨のため急いで入ったのですが昔そのままの趣ある構え。

    入り口には筵が敷いてあり、ここで靴を脱いで上がるのです。

    孫は「異次元の世界だ!」と興味津々。

    

    敷地千坪以上ある中の米蔵をそのまま改装して、地鶏炭火焼専門の店にしたもの。

    店主はこの家の13代目(確か?14代目だったかも?)で、昔使っていた民具や5つ玉の算盤なども壁に掛けてあります。

    都会では古民家レストラン流行りで、田舎の家を移築したり、古道具を集めて飾ったりする店も多いと思いますが、
    ここは正真正銘、130年前からこの地にある由緒ある家なのです。

    
    年代を感じさせる壁面の道具、上は煙でもうもう

    
    店主の久長博行さん


    
    囲炉裏の炭火で焼く地鶏はしっかりとした歯ごたえで旨~い。
    自家製のおいしい味噌だれか塩でいただきます。

    
    野菜も自家製の有機栽培のもの。小鉢のこんにゃく刺身や野菜もみなここで作られたもの。

    孫は鳥刺しを初めて食べました。

    自家製米のおにぎりも締めの手打ち田舎そばもホントに美味しく、孫は大きなおにぎりを2個もほおばりました。

    食べるのに夢中で、写真を撮るのを忘れてしまいました。

    週刊文春で紹介され、遠方からも客がくるそうで、「この前も元宝塚女優で、ホラ、ビールのCMやってる人がきた」と店主の久長さん。

    「あ~ぁ 壇れい?」「あっ、そうそう。プライベートで真っ白な服着て、タクシーできたよ」

    
    パリパリ野菜にかけられたドレッシングが美味しい、と言ったら、義妹と私に販売用の自家製ドレッシングを1本ずつおみやげにくださいました。
    このゴマドレッシングがまた、さっぱりとしたいい味で、今毎日のように使って、もうなくなりそうです。




    1日1組限定の「昔ばなしの宿」を見学


    食事後、せっかくだから見ていきませんかと、別棟の古民家宿に案内してくださいました。

    この前日まで英国人夫婦が2泊していったとか。

    
    
    

    


    二間続きの広いお座敷に囲炉裏のある部屋、タイムスリップしたかのよう。

    端正な佇まいが、いかに古いものを大事にしてきたかを物語っています。

    この宿全部を貸し切りにできるのです。

    お風呂は五右衛門風呂。う~ん一度ゆっくりと泊まってみたい。

    
    西郷どんの肖像画が掛けられています。

    
    この家のお宝?押し入れから曽我蕭白風の絵を取り出して見せてくださいました。

    お嫁入りの時の大きな長持、今も動く古い古い柱時計、家全体がミュージアムのようです。

    そんな中で、「私の隠れ部屋をぜひ見て」と久長さんに連れていかれたのが、梯子状の階段を上がった小さな部屋。

    昔、蚕部屋だった屋根裏が今はオーナー専用のオーディオルームになっているのです。

    ジャズやクラシックのLPレコードをかけ、1日の疲れを癒すのが楽しみと久長さん。

    何と贅沢でおしゃれなんでしょう。


    先祖代々の家を守り、それを時代に合ったやりかたで活用し、現代人に喜んでもらう・・・凄い方です。

    次回はぜひ昼間に来て、緑豊かな敷地を歩いてみたいものです。