
新聞で知り、矢も盾もたまらず翌日出かけた新国立美術館で開催中の草間彌生展。
「水玉が好き」という私自身の単純な理由で、草間作品が好きになり、
以前NHKスペシャルを見て、その制作魂に感動したものです。

チケットを買うと会場に入る前に、大小の水玉シールを渡されます。
ロビーに設置された白い部屋に自由に貼るのです。
カーテンも椅子も、天井も床もすでに水玉シールで溢れていました。
観覧者も作品作りに参加できるような仕掛け。
これが他の展覧会とは異なる親しみやすさかもしれません。

会場に入るといきなり広大な展示場の四方にぎっしりと、目もくらむような色の洪水。
こちらが「わが永遠の魂」絵画シリーズ。
2009年から描き続けられているもので、500点以上の連作の中から約130点を展示。
ほとんどが194cmサイズの正方形に描かれた大作です。
草間彌生さんは今年で88歳になられるので、これらの作品はすべて80歳を超えてからのものになる訳です。
3日に1作品の割合で描いている状況だそうです。オドロキというよりショックです。
魂がほとばしるような感覚、どこか原始的で瑞々しく、可愛らしく、それでいておどろおどろしく・・・
草間ワールドに打ちのめされ、そして魅了されます。
この空間だけ、携帯、スマホのみ撮影可でした。

「命の限り」

「生命の置き場所」

「原爆の足跡」

「しのびがたい愛の行方」

「宇宙にやってきた私」

「真夜中に咲く花」
次の第2部は郷里の松本時代に描いた初期作品からニューヨーク時代、体調を崩して帰国したのちの絵画、彫刻、インスタレーションなど、
70年にわたる画業を巡ることができました。
「稀代の天才芸術家」などと形容詞がつくけれど、草間さん自身が唯一無二の「草間彌生」という作品なのではと感じました。
ショップにはグッズを買う人たちのレジ待ちの長蛇の列(「最後尾」のプラカードを持つ係員が)。
若い人たちが多く、いやはや今さらながらその人気に驚かされました。

屋外展示場には高さ4.5mの黄色い「南瓜」
2年前、瀬戸内海の直島に行った時、宮浦港のフェリー乗り場横に赤い「南瓜」、
ベネッセ美術館の屋外に黄色い「南瓜」も見ました。