君は未来のドクターだ!

3月5日(日)公立昭和病院で新5、6年生を対象とした小学生の最新医療体験「ブラックジャックセミナー」が開かれました。
「将来の医師を育てる」ことを目標に今年で6回目、今回は小金井市、西東京市、清瀬市、東久留米市の公立小学校の応募者の中から抽選により30名(当日欠席者4名)が参加。
病院側は山口外科担当部長を始め、医師、研修医、看護師さんたちが指導、サポートにあたります。
先生方の挨拶、内容説明の後はいよいよ手術着に着替えて、気分はドクター。
記念撮影の時は皆、緊張気味でした。
5つのグループに分かれて順番に5つのアクティビティを体験します。

地下1階にある、頭や胸、腹、四肢の内部を検査するMRIの体験。
磁場発生中の時は携帯のデータが消えるほどの強い磁場だそうです。
検査中の内部の凄い金属音も聞かせてもらえました。

こちらは地下1階にある、予防健診センターのロビー。
病院とは思えない、ホテルのロビーのようです。
人間ドックの検査室も見学しました。
(公立昭和病院構成市の住民は半日ドッグを一般料金より割安で受信できますよ)。
真剣そのもの、汗びっしょりの外科処置体験



「手術縫合実習」ではハサミとピンセットを使って、皮膚の模型を縫う実習。
マンツーマンで先生が丁寧に、ハサミの持ち方や縫合のやり方を教えてくれます。
「上手、才能あるね~ドクターXになれるよ」など先生の励ましで、「最初は難しかったけど、慣れたら簡単だった」と6年男子。
数回練習した、このスポンジの皮膚模型は持ち帰れるので、頑張った記念品となりそうですね。


「内視鏡手術トレーニング」はモニターを見ながら、右の穴の大小のビーズを左へ移す実習。
器具を微妙にコントロールしなければならず、見た目よりずいぶん難しいようでした。
前半はビーズを見ながらでもOKだけれど、後半はカバーをかけられモニターだけを見ながら練習。
「大きいビーズを移すことと力加減が難しかった」といいながらも、子どもたちはゲーム感覚で楽しんでいました。
予定時間が余ったので、付き添いのお父さんがチャレンジするもなかなか上手くいきません。
「あ~肩こった」とグッタリ(?)の様子でした。

超音波メスを使って、鶏肉を10グラムに切除する実習。
正式には「超音波凝固切開装置」というそうです。
超音波メスは一見動いているようにはみえませんが、コップの水の中に入れるとシューッと音がして振動しているのが分かります。
1秒間に5万回以上振動し、がんなどを切除する最新医療機器です。
鶏肉を10グラムきっかりに切除できた子には拍手が起こっていました。
将来の夢は外科医、看護師、中にはサッカー選手という男子もいましたが、皆がこの貴重な体験を「参加してよかった」と感じている様子。
お母さんの一人は「細かいところまで本当に贅沢な体験」と話していました。


実習終了後は講堂に移動し、上西院長から参加者一人一人に認定書の授与。
ブラックジャックのイラスト表紙に、中には英文で書かれたりっぱな認定書。
最初に撮った集合写真も貼られていました。

毎回、ミッキーマウスの勝負ネクタイ(?)で臨まれる山口先生の子どもたちの質問への回答が印象的でした。
「数学ができなくても医者になれますか?という質問がありましたが、できなくてもなれます。
数学を勉強する、英語を、社会を勉強するのではなく、数学で、英語で、社会で勉強するのです。
医者は人を相手にする仕事ですから、さまざまな考えや価値観を幅広く知ることが必要で、そのためにもいっぱい本を読んでほしい」
「を」ではなく「で」という言葉に私も目から鱗でした。
今からでも遅くない(?)山口先生に感謝です。
◆公立昭和病院 第20回市民公開講座
3月19日(日)14:30~16:00 清瀬けやきホール(西武池袋線清瀬駅北口徒歩4分)
<第1部>いびきをかくひとは、病院を受診したほうがいいって本当ですか?
国立病院機構東京病院 臨床研究部長 松井弘稔
<第2部>あなたは癌検診を受けていますか?
公立昭和病院 院長 上西紀夫
入場無料 事前申込み不要
(問合せ)042-461-0052(代)内線2171医事課医事管理係