日本には社歴1000年を超えるミレニアム企業が8社も
「ほのぼのマイタウン」に「自分たち探し」というテーマで13年以上にわたりエッセイを連載してくださった、
フリージャーナリストの國米家己三(こくまい・かきぞう)さんは昨年から「草乃会」という月1回の談話サロンを主宰なさっています。
昨年、東久留米市の生涯学習センターで講座を受け持ち、その終了後参加者の有志が立ち上げたサロンです。
昨年暮れにお誘いを受け、私も先輩諸氏の中に交じり末席をけがしています。
2月1日のテーマは「日本の老舗」。
日本は世界に類を見ない長寿企業国家だという。
578年、飛鳥時代に創業した寺社仏閣建築の世界最古の会社「金剛組」をはじめ、
池坊華道会(587年創業)、西山温泉慶雲舘(705年創業)など1000年以上続く会社が8社もあるそうです。
金剛組は聖徳太子の命を受け、四天王寺を建設した金剛重光が創業者。
バブル期に本業以外の事業に手を出し、会社は2005年に倒産の危機に陥りますが、それを助けた高松建設の会長の言葉がすごい。
「世界最高の社寺建築屋の金剛組を潰したら大阪の恥や」と取締役会で言ったそうです。
金剛組の宮大工の仕事現場に行き、その技巧を目の当たりにして「国宝級や」と感動したからだとか。
以来、高松建設が立ち上げた新金剛組として、今も宮大工百人以上を擁しているそうです。
なぜ日本には老舗企業が多いのか?
國米さんによると「日本は職人を大切にする重職主義の国」だからだという。
欧米は狩猟型で儲かればすぐに会社を売ったりするけれど、
日本は会社そのものが山や川と同様の自然物のように、永遠の生命をめざす。
温泉旅館、造り酒屋、和菓子など老舗は日本文化のエッセンスを体現しているといいます。
アインシュタインが来日時に日本賛美の言葉を
この日の最後にメンバーの一人から、アインシュタインが1922年来日した際に話したという
次の言葉に30年来はまっていると紹介してくれました。ほかの人だという説もあるとつけ加えながら。
「世界の未来は進むだけ進み、その間幾度か争いは繰り返されて、最後の戦いに疲れる時が来る。
その時人類は、まことの平和を求めて、世界的な盟主をあげなければならない。
この世界の盟主なるものは、武力や金力ではなく、あらゆる国の歴史を抜きこえた最も古くてまた尊い家柄でなくてはならぬ。
世界の文化はアジアに始まって、アジアに帰る。それにはアジアの高峰、日本に立ち戻らねばならない。
われわれは神に感謝する。 われわれに日本という尊い国をつくっておいてくれたことを。」
来日して40日間以上滞在し、日本の自然や芸術、国民性にいたく感動し、大の親日家になったというアインシュタイン。
けれどもこの話の出所はどこにも確認されておらず、アインシュタインではなく、ドイツの国法学者シュタインの言葉を
もとにされたものではないかという説もあるそうです。
いずれにしても、國米さんがいつも言われる「日本は世界の変わり者」(私はいい意味に解釈していますが)
に通じる言葉のように思えます。
「武力や金力ではなく~」今のアメリカ大統領に聞かせたいです。