近場で贅沢なコンサートを楽しむ

 
  

  フルートもハープの演奏者も東京フィルハーモニーのメンバー、観客は20人余り。
  会場はマンションの一室という贅沢なクリスマスコンサートに行って来ました。

  

  主催する茶房萌木の近くに、ハープ奏者の宮原真弓さんがお住まいで、
  これまでにも何回もフルートの吉岡アカリさんとのコンサートを開いていらっしゃいます。

  今年5月の私が実行委員をしている「こだいら雨情うたまつり」にもお二人で出演くださいました。

  大きな会場で聴くのと違って、近くで指の動きを見ながらその素晴らしいテクニックを感じ取ることができます。

  「アルルの女」のメヌエットは小学生の頃バレエで踊ったことがあり、以来頭に刷り込まれている懐かしい曲でした。
  武満徹の最後の作品だというフルート独奏のためにつくった「Airエア」、ハープソロの「アメージンググレイス」など。

  最後のジュナン「ベニスの謝肉祭変奏曲」はフルートのテクニックを駆使した演奏でプロの技に感嘆。
  すべてが素晴らしく、皆さんが酔いしれたコンサートでした。

  演奏だけではなく、お二人のトークが面白く終始リラックスした雰囲気がまた楽しく・・・。

  
  
  吉岡アカリさんは東フィル首席奏者。

  首席奏者は交響楽団のまとめ役として、メンバーと指揮者の間に立つことも多いそうです。
  いい指揮者の場合は「自分たちの力を150%位に伸ばしてくれる」のだとか。

  逆にダメな指揮者の場合は、指揮棒を無視して(?)演奏することもあって消化試合のようになるそう。

  こんな裏話を聞けるのも、アットホームなコンサートならでは。

  

  宮原真弓さんは私たちがあまり間近で見ることがないハープのことを
  いつも易しく説明してくださいます。

  ハープの弦は47本あり、テニスラケットのガットと同じ羊の腸でできた弦と、ワイヤーでできていて、
  長さが全部違うので、常に47種の弦をカバンに入れて持ち歩き、切れた時は自分で取り換えるのだとか。
  こういうご苦労にも驚かされます。

  せわしい師走の昼下がり、しばし優雅な気分に浸れたコンサートでした。