12月5日のブログで紹介した、兼重桂子さんのさき織り作品を見に行ってきました。
12月15日から17日まで、小平市学園東町のおだまき工房で開催中でした。

おだまき工房は障がいのある人がはた織りをしている工房です。
兼重さんは「網膜色素変性症」という難病のため失明し、
外の世界に出ることを拒否するようになりました。
しかし、失明して3年後におだまき工房に出合い、
「織ること」に生きがいを見出した方です。
この日は店舗の中央で実際に織っていらっしゃいました。

目の不自由な方には全然見えません

縦糸に裂いた布を織り込んでいきますが、
隙間がでないよう、3回位強く叩きます。
この音がはた織り独特で、なぜか郷愁を誘います。

織った端がガタガタにならないよう、常に指先で確かめます。
指先に目があるのでは?と思う位まっすぐできれいな織り端です。
「織りのデザインに一番苦労します」と兼重さん。
さき織りを始めて13年、色の記憶をたどりつつ
イメージを膨らませ、使う色や柄について、
おだまき工房の職員さんに伝えます。
反物が仕上がったら、職員さんがミシンでバッグや小物に仕上げるそうです。


シックな色合いやビビッドな色使いのバッグから小さな小銭入れに至るまで、
その豊かな色彩と作品の量にビックリします。
全身全霊を込めて織られた作品たちは温かい手触り、丈夫で一生使えそうです。
「買ってくださった方から喜んでもられるのが、一番うれしくやりがいがあります」と表情も緩む兼重さん。
歌手の平井堅の大ファンで、ファンクラブに入っているとか。
これから春向きのパステルカラーのものを織り、国立のギャラリーゆりの木で開催する
おだまき工房の展覧会へ出品するそうです。

色合いが気に入って求めたポーチ

ネコのみにも気に入った?ようです
おだまき工房「春のさきおり展」H29年3月30日(木)~4月4日(火)
ギャラリーゆりの木(国立駅下車)
兼重さんの作品出品予定です。