久しぶりに「仙人の家」訪問

9月4日夕方、西東京市東伏見にあるコミュニティカフェ「仙人の家」を訪ねました。
私の友人でカフェをやっているMさんに、以前からオーナーの竹中ご夫妻を紹介したく一緒に行きました。
5年前に竹中秀二・美重子夫妻(通称仙人・ミミさん)が開かれたコミュニティカフェで、
「仙人の家」の店名の由来は写真の通り、ご主人の風貌から。
ミミさんは服飾専門学校で長年教えていらっしゃいました。
65歳の定年をきっかけに、ご主人とともに「四季の移り変わりを楽しみたい」と長野の山の家に移られました。
以来13年間にわたり、山の家を交流の場として開放したり、夫妻ともども地元茅野市の博物館や福祉関係のボランティアをなさっていました。
しかし、雪が積もる頃、高熱を出したご主人を山から病院へ連れて行くことができず、
このことがきっかけで山を下り、西東京へ戻ることを決意。
「戻って何をしようかと主人と話し合った時、『コミュニティカフェ』をやりたいと意見が一致したんです」
とミミさんはこともなげにおっしゃる。この時は78歳になられていたはずです。
「何かを始めるのに遅すぎることはない」という言葉を聞きますが、80歳を前にして新しいことを始める・・・
その勇気とエネルギーに感嘆させられます。
しかも地域の人々に役に立ちたいという思いから、自宅の一部をバリアフリー、床暖房にリフォームなさったのです。
誰もが利用できる多彩な活動とくつろぎの場

「仙人の家」ではコーヒー、紅茶150円で何時間でも過ごせます。
お弁当を持ち込んだっていい「まちの居場所」です。
街の情報もいっぱい得られるし、集まる人々との繋がりが生まれます。
5年前のオープン直後、取材に伺った時「地元の人たちがきてくれるかしら」と
ご夫妻は案じていらっしゃいましたが、10月のカレンダーを見せてもらってビックリ。
コミュニティカフェとしての役割の上に定例の催しがいっぱいなのです。
家族等の介護をしている人の情報交換の場として「ケアラーズカフェ」、「健康のお話と体操」などの
福祉的なものから、「この場所でやりたい」と生まれた「歌声喫茶」や「健康麻雀」「手作り工房」
自由におしゃべりする「閑人会」などなど。
月に1度のお食事会。今年からアマチュア映画評論家による映画会も開かれています。
夫妻が企画しなくても、「仙人の家」(竹中夫妻)を愛する人びとが動いてくれます。
自分達の街の共有財産のように大切にしてくれる存在になったのでしょう。
昨夏、ミミさんが後ろから自転車にぶつけられ、大腿部骨折で手術し1ヶ月入院したときのこと。
ミミさんがSOSを発すると、仙人の家で社協や包括センター等のスタッフが会議を開き、
入院翌日にはバックアップの支援体制が決まったとか。
「この仕事をやって本当に良かった」とミミさんは振り返ります。
これまでの5年間で、ただ来る人を待っていただけではなく、市民活動のリーダーに働きかけたり、
勉強会に出かけたり、夫妻のフットワークの良さと情熱が今日の隆盛を支えたのだと思います。
どうぞお身体大切に、またお二人の笑顔に会いに行きます。
◆石川シネマ 第7回「ギルバート・グレイブ」10月11日(火) 第8回「哀愁」11月11日(火)いずれも13:30~16:00
参加費 200円(茶菓代) 定員20人
「仙人の家」西東京市東伏見5-9-6 TEL 042-461-2365