レインツリーの国
あらすじ
きっかけは1冊の本。
かつて読んだ、忘れられない小説の感想を検索した伸行は、「レインツリーの国」というブログにたどり着く。
管理人は「ひとみ」。思わず送ったメールに返事があり、ふたりの交流が始まった。
心の通ったやりとりを重ねるうち、伸行はどうしてもひとみに会いたいと思うようになっていく。
しかし、彼女にはどうしても会えない理由があったー。不器用で真っ直ぐなふたりの、心あたたまる珠玉の恋愛小説。
この小説に出会ったきっかけ
実は今朝、夫とつまらないことで大喧嘩しました
私は仕事なのに、朝から号泣![]()
冷静になる時間が欲しかったのと、気持ちを切り替えるために1人の時間が欲しかったので、仕事終わりにカフェで本を読みながら夕飯を済ませることにしました![]()
元々、小説を読むのは好きで、小学生の時に最初に読んだ長編小説『ハリーポッターと賢者の石』は衝撃的だったのを今でも覚えています![]()
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でも、娘が産まれてからは全く読む気が起きず
少し空いた時間が出来たとしても、「よし。じゃあ、本を読もう!」とはならなくなっていました。
なので、こんなにゆっくり1人で本を読む時間は久しぶりでした。ただ、喧嘩をしたとはいえ、夫と娘をあまり待たせられないので、短めの小説をと思って選びました![]()
印象に残ったセリフたち
あらすじにある通り、これは”恋愛”小説です。
いや、まさか喧嘩をしてる時に恋愛小説を選ぶとは…![]()
時間が限られてたので、BOOKOFFでなんとなく惹かれた表紙とあらすじを見て急いで購入したのですが、これが正解でした![]()
内容は文章を読むというより、主人公・伸行とひとみのお喋りを聞くような感覚で堅苦しくなく、とても読みやすかったです。
また、私の仕事に関する内容が小説の中に含まれていたので、余計に引き込まれてしまいました。狙って選んだわけではなかったので、ちょっと驚きました。
読み終わって最初に思ったことは、恋愛には(夫婦生活に変わっても)「面倒くさい」が付きものなのかなって(笑)。どの年代でも。どんな境遇でも。
今朝、夫婦喧嘩した私に刺さる伸行のセリフがあったので、それを残しておきたいと思います。ちなみに、伸行は関西弁です。
「ケンカしようや。ガッチリやろうや。お互い言いたいことも溜まってると思うし、仲直りするためにきちんとケンカしようや。」
ー仲直りするために喧嘩しようって中々言わないですよね。伸行の真っ直ぐさにジーンときました。私と向き合おうとしてくれてるんだってヒシヒシと感じますよね。向き合わずに逃げられることほど嫌なことはありませんからね。
「(自分よりも恵まれている状況なのに)私も同じ苦労してます、仲間ですって顔されたら、虫の居所悪かったらむっとするんちゃうかな。だってしゃあないよ、人間って八つ当たりとかする生き物やもん。すごく人間らしいと思うで。」
ーこれは喧嘩してしまった私が救われるセリフでした。そう
人間って醜いんですよね![]()
でも、それが人間らしい…
「それが普通だよね」って言ってもらえた気がして、少し心が軽くなりました。
「正直、めんどくさいなぁって思うこといっぱいあるしな。何でこんなことで怒るん、とか、こんなことで機嫌悪くならんでもええやん、とか。付き合っても多分、ずっとそんなんやろなぁ俺ら」
ーこれはもう夫側からの意見なんだろうなっと思って読んでいました![]()
小説の中の伸行は20代。私たちよりも10個ほど離れた彼も気付いてるのに、すぐ忘れてしまう。そう、ずっとそんなん。
結婚したからといって、娘が産まれたからといって、私たちはそんな簡単には変われない。
ずっとちょっとしたズレで躓いて、喧嘩して、仲直りしての繰り返し![]()
夫がどう考えているかは分からないけど、私は今はそれでいいかな。とんでもない裏切りがない限りは、こうして擦り合わせを重ねていくしかないんだろうな。
最後に
結婚して、近頃は恋愛映画を見ても全然響かなかった私でしたが、小説はひと味違いました。
この小説を読み終えた後はなんだかスッキリしていて、自宅に帰ってからも夫とすんなり会話することが出来ました。
娘にも引き攣った顔でなくて、笑顔で接することが出来て一安心。1番大切な存在ですからね。
夫婦喧嘩に巻き込んではいけません![]()
言い方がおかしいかもしれませんが、小説って細かいところの表現が行き届いてますよね。それもあってか、自分と色々重ねて考えられることがたくさん出来て良かったなと感じました。
今回は私の感情に共感してもらえたような、ほっとしたような、何とも言えない温かい気持ちになりました。
たまには、恋愛小説もいいものですね![]()

