この時季に思うんですが、



葉


「葉っぱのフレディ」という絵本知っていますか?


絵本としては稀有な大ヒットをとげたレオ・バスカーリアの作品です。


葉っぱのフレディ~いのちの旅もみじ


春、フレディは太い枝に生まれる。


同じように見えて、どの葉も違う。


そんなことを学びつつ生き生きと暮らすが、やがて冬。


葉っぱたちは、この世界から自分がいなくなってしまう予感に


おびえる。


でも、大きな葉のダニエルが言う。


「変化しないものは、ひとつもないんだよ」


変化して枯れ葉となったフレディは土に溶け込み、木を育てる


力となる。


老人、中年、若者、子供たち。年齢、性別の隔てなう読まれている。


読者カードの最高齢101歳の男性は「久しぶりに童話を読んだ、


感動しました」と書いている。


絵本を買うのは、ふつう女性。ところが、すくなからぬ大人の男性も


読んでいる。


自分が生きてきたこと、働いてきたことの意味がわからなくなった。


そういった人たちが増えている。


「落ち込んでいましたが、安らぎを得ました」と言う人も多い。


いつの世にも人は、なぜ生きるか、悩むものだ。


この本がこれほど読まれるのは、愛情をこめた、丁寧な本づくり


にもあるだろう。納得できるまでと翻訳と絵に三年が費やされたという。もみじ