催眠療法を私がやるようになったのは、学校を卒業して、先輩から誘われた養護施設のボランティア活動からでした。
養護施設とは親がなんらかの理由で子供の養育ができなくなった子供たちがホームとして住んでいる施設です。
親の愛情に飢えた子供たちに一緒に遊んだり、勉強を見たりのボランティアでしたが、親の代わりができるわけもなく、夜尿、チック、発育不全、解離性遁走などの問題行動をなすすべもなく見ている私でしたが。
心理臨床の勉強から催眠法を学び、始めに試みたのが、乗り物酔いがひどく遠足にもいけない女子児童に対してでした。
自閉的で、何事にも暗い表情の子供がバスで課外活動から明るい表情で帰ってきたのを、施設で出迎えた時の喜びが、この道に入ったきっかけでした。
子供たちの治癒力はすばらしく、催眠法としての心理療法はこの施設で花開いたと言えます。
その時の子供たちの成長に関われた喜びが今のカウンセリングと催眠療法につながっています。
