塾から何事もなかったように娘が帰宅。
本当に今日にでも死のうとしている子の姿なのか?
学校からの呼び出しは、幻だったのでは?
と疑う私がいる。
自問自答しつつ、勇気を出して尋ねた。
最初は逃げていたけれど、
そのうち石のように固まって小さくなり、
あとは泣きながらぽつりぽつりと言葉が聞こえた。
悲しみと怒り、苦しみ。
自分への強い拒絶。
絶望。
強い感情がひしひしとが伝わって、
どうして良いかわからず
オロオロする私。
ただ、背中をさするだけ。
背中をさすりながら、一緒に泣くだけ。
泣きながら、
今まで気付けなかった自分をただ責めるだけ。
死にたいと言われて
反射的に
「いや、やめて!!!!!」
が頭の中を占領する。
他の言葉はいっさい思い浮かばない。
教科書的には
死にたいほど辛いという気持ちを受け止めることが大切。
しっかり気持ちを聞いて受け止めるようにと
自分の脳みそに教えておいたのだけれど、
全く役に立たなかった。
さっぱり出来なかった。
出来ない自分を情けなく思う気持ち。
出来ない自分に呆れつつ
こんな自分も自分だからと認めるしかない。
結局できることは、
子どもの力を信じて
見守ることなんだろうな。
役に立とうとする自分がいるけれど、多分それは必要ないね。
怖いけど、ドキドキしつつ信じる。
信じて、寄り添う。
できるだけやってみる。
そう決めた。