日本はこういう震災時も略奪等が起きない国と言われていましたが、ただ単に報道されないだけで、恥知らずな犯罪者は結構います。その瞬間を撮ったビデオがあったので紹介します。

倉庫の物品をさも当然かの如く平然と盗っています。倉庫の社員達は余りの事に怒りを通り越して呆然というか呆れているような感じになっています。

更にビックリするのはこの盗人達を弁護する声が実は結構多いという事実です。ユーチューブのコメントを見て貰えば判りますが、「こういう状況だから仕方ない」「被災者達に配るのであれば良いのではないか」とか馬鹿なこと言います。

いつから震災を理由にすれば犯罪も許されるのようになったのでしょうか???
震災は犯罪の免罪符ではありません。


こういう論理が成り立つのであれば、震災で人が居なくなった家に行き、金品を盗んで、そのお金の一部で食料を買って被災者に分けてあげたらもう何も言えないのですか???馬鹿馬鹿しい。

犯罪に決まってるでしょ。こいつらは警官が少なく、捕まる可能性も低く、捕まってもその金品で被災者に援助するつもりだったとか、生きるために仕方なかったと言えば、情状酌量が得られると考えた上で犯罪に及んでる非常に悪質な輩ですよ。簡単に騙されないで欲しいですね。

それとこういう略奪を弁護している人間は、自分が震災という状況に陥ったら盗もうと思っている輩だと思いますよ。

このビデオにはナンバーが映っていますから、倉庫の持ち主は被害届を出してこの犯罪者を逮捕したほうが良いと思いますね。

こういうのをもっと報道するべきですだと思います。人の弱みに付け込んで犯罪を犯す輩。非常に頭に来ますね。そしてそれを弁護する人間も同じ穴の狢でしかないと思います。






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物資不足で被災地の盗難増加 ガソリンや食品など被害

東日本大震災発生から6日が過ぎ、被災地の一部では、混乱に乗じたとみられる盗みなどの犯罪が相次いでいる。中には、避難生活が長引いて食料や燃料が不足し、やむにやまれずといったケースもあるようだ。住民らは警察の協力も得ながら、見回りをするなどの対策を始めている。

 宮城県石巻市で16日、閉店中のコンビニエンスストアで現金自動出入機を壊していた3人が窃盗未遂容疑で逮捕された。県警の発表によると、3人は「従業員に飯を食べさせなくてはならないのでやった」と供述しているという。

 宮城県警によると、震災に乗じたとみられる窃盗事件は県内で16日午後5時までに、未遂も含め146件発生。現金のほか、食料、水などの生活必需品が目立つという。

 水戸市内でも、臨時休業していたコンビニの割れたガラスから2人が侵入し、仲間と商品を運び出しているのを、記者が目撃した。食品などが盗まれたという。

 中でもガソリン盗が増えている。茨城県警によると、震災発生後から16日までに、駐車中の車やバイク、軽トラックの給油口がこじ開けられてガソリンが抜き取られる事件が7件発生したという。仙台市では13日、ガソリンスタンドからガソリン約1リットルを盗んだとして、会社員の男(24)が窃盗容疑で現行犯逮捕された。

 岩手県大槌町では、家を失った男性(43)が軽乗用車からガソリンを盗まれた。ほんの少し車から離れた間の出来事だった。「岩手県人はみんな優しいと思っていたのにがっかり。避難所では協力し合っている人の方が多いのに」

避難中に車上狙いに遭った同町の男性(57)は「救援物資が届かないから、さらに不安を抱いてしまう」。

 宮城県北部の被災地では、男子高校生4人が、自動販売機を壊し、ウーロン茶やコーヒーを取り出しているのを記者が目にした。4人は避難所に持って行き、高齢者らに配って回っていた。当時、食料も水も行き渡っていなかった。

 一方で、生活必需品ではない品の盗難例もあった。ブランド店約100店が入る仙台市のアウトレットパークでは、休業中にブランドバッグなどが相次いでなくなった。警備員は「ブランド品も服もレジの金もかなりの被害。怒りを通り越して悲しい」と嘆いた。

 16日には茨城県神栖市内の民家に、東京電力の職員を名乗った男2人が「このままだと停電する。お金は1万5千円かかる」などと勧誘したが、実害はなかった。

 岩手県大船渡市の避難所では、少女がトイレに行こうとして、後ろから体を触られる事件が起きたという。こうした事態を受け、市教委は各避難所にリーダーを決めるよう勧めている。防犯や食料の管理、掃除など役割を分担し、責任感を育てようという狙いだ。

 数百人が避難する大槌町の小学校では、住民たちが「自主防災部」を設置し、警察とも情報交換している。この避難所では救援物資は届いているが、毛布や薬などが足りていない。本部長の男性(72)は「国や県は物資を十分に届けてほしい。今は奪い合いはないが、その不安もある」と訴えた。

 桐生正幸・関西国際大学教授(犯罪心理学)は、「小さな犯罪はあるとしても、海外の報道では、この非常時にも略奪16日には茨城県神栖市内の民家に、東京電力の職員を名乗った男2人が「このままだと停電する。お金は1万5千円かかる」などと勧誘したが、実害はなかった。

 岩手県大船渡市の避難所では、少女がトイレに行こうとして、後ろから体を触られる事件が起きたという。こうした事態を受け、市教委は各避難所にリーダーを決めるよう勧めている。防犯や食料の管理、掃除など役割を分担し、責任感を育てようという狙いだ。

 数百人が避難する大槌町の小学校では、住民たちが「自主防災部」を設置し、警察とも情報交換している。この避難所では救援物資は届いているが、毛布や薬などが足りていない。本部長の男性(72)は「国や県は物資を十分に届けてほしい。今は奪い合いはないが、その不安もある」と訴えた。

 桐生正幸・関西国際大学教授(犯罪心理学)は、「小さな犯罪はあるとしても、海外の報道では、この非常時にも略奪や暴行が起きない日本社会は高く評価されている。被災地で助け合うことは、自然な相互監視になり、犯罪の抑止にも効果的だ。物資さえ行き渡れば犯罪はなくなっていくはずだ」と話している